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東近江支部研究G「NetBiz研」が開催されました

2010年3月10日午後6時30分から、東近江支部研究G・ネットビジネス研究会が開催され、6名が参加しました。

今回は今話題のTwitter(ツイッター)について勉強しました。

140文字以内と言う短文を、いつでも、どこでも、誰でも見たり発信する事の出来るツールがツイッターです。

例えば、出張先の知らないところでお昼ご飯を食べるところをつぶやくと、何人もの人から、お勧めの情報を教えてもらえる、交通渋滞にはまってしまったことをつぶやくと、他の人の状況が教えてもらえるなどの様々な、全く新しい使い方がされています。

メンバーの中には書店で、ある本を手にとって感想をつぶやくと、早速“著者”から返事が帰ってくるなどと言う、驚きの経験もあったとのこと。これが、ビジネスや売り上げに直結するわけではありませんが、新しいコミュニケーションツールとしてどう活用していくか、目が離せないトレンドである事は確かなようです。

とりあえずまず自分で使って見ること。“百見は一行にしかず”です。具体的な使い方も紹介してもらい、大変参考になりました。早速この週末にでも、“つぶやきデビュー”して見たいと思いました。

次回は4月9日(金)午後6時30分~の開催となります。(M)

大津支部高島ブロック例会「リボーンで地域を元気に」(海東英和氏報告)が行われました。

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高島ブロック経営報告会が3月8日(月)午後6時半から9時まで安曇川公民館で行われ19人が参加しました。
報告者には前高島市長で、現在合同会社リボーンの代表社員を勤められる海東英和氏をお迎えし「リボーンで地域を元気に~新しい連携で始まる、食と環境ビジネスにかける思い~をテーマにお話しをしていただきました。
海東氏は「無い物ねだりからあるもの探しを言い続けて来ましたが、これからは私自身の実践が試されています」と開口一番。市長の当時から税金を使って命あるブラックバスや鹿を駆除し廃棄していることに対して「この命を有効に活かす、いただくことは出来ないか」と考え続けてきたことを、これからは一市民として事業で実践する立場になったことへの決意を語られました。
また、私たちは小学校の時から日本は資源の無い国だと教えられて来ましたが、本当は日本ほど再生可能資源に恵まれている国はないこと。そういう方向から日本を見直すことが大切であると強調。そこで、リボーンでは高島にある物でこれまでは価値がないと廃棄されて来た物をマーケットで高く評価してもらえる物に見直し、事業へ繋げるビジネスモデルを提案しています。
この事業は、新産業創出のアドバイザーでもある河野武平氏((株)精膳社長)のアドバイスを受けながら、地元の仲間6名で昨年8月に会社を設立。現在は研究と試作段階ですが、今年には拠点を構え社員も採用し営業を始めるところまで来ているそうです。
まず、葉っぱのリボーン。サクラ、ヒバ、ササ、カツラ、イチジクの葉を使って、癒しの香り、鎮守の森の香りをつくり出す。葉っぱにはそれぞれ旬があり、最も良い香りを発する時に摘んで加工することが大切。木の葉の成分によって、子どもが早起きする目覚ましの香り、脳を活性化させ成績を上げることが出来る香り、天然素材で蚊を除けるたり雑菌を排除するなど、組み合わせで可能ではないかと、科学的な実証もとりながら研究されています。
次に、鹿のリボーン。鹿の被害は大変なもので、毒のある草以外は殆ど食べ尽くしてしまうそうです。高島では毎年800頭が駆除され、殆どが埋められています。鹿は撃って直ぐに血抜きをしないと肉が臭くなって食べられないそうです。だから鹿肉は臭くてまずいと、活用されていないのだそうです。でも、肉質は高タンパクで低脂肪、高ミネラルとのことですから、アスリート向きの肉ではないでしょうか。そこで、加工方法を研究。試食会ではスペアリブが好評(私も食したことがありますが、それはもう美味い)だそうです。
そして、廃鶏のリボーン。卵用の鶏が毎年4000万羽廃鶏になり、1000万羽は焼却されているのだそうです。この廃鶏を休耕田で平飼いし、ストレスを無くして自然の餌を与えると、2週間で肉が軟らかくなり、3週間で皮も軟らかくなって見事な地鶏に生まれ変わるのだそうです。(この焼き鳥を食べたことがありますが、まさに地鶏の味と食感)。鶏のリボーンに関わると、身の回りの一つひとつの命にも思いやりを持って付き合う心になるのだそうで、これは、子どもたちの教育にも良いのではないかと思います。
それから、ブラックバスのリボーン。ブラックバスは琵琶湖の固有種保護のために駆除されていますが、スズキ科の魚で肉は白身、冬場は脂がのって大変に美味い。これが、駆除のために1キロ300円の委託料で漁師さんに捕ってもらい、堆肥や家畜の餌にされています。琵琶湖の鮎やエビを食べて育つ「高級魚」ブラックバスを、そういうことで駆除するのはもったいない。夏場は味も落ち臭くなるので、高島の冬の仕事としてブラックバスの加工を目指されています。この完全天然の白身魚を京料理の加工技術で高級食材として発信する。漁師さんも駆除ではなく漁をすることで、収入アップと共に後継者の育成に繋がるのではないかと思いました。
最後に、高齢化社会のリボーン。海東氏は徳島県上勝町の「いろどり」を視察。「そこでは仕事があって、高齢者が病気になっている暇がありません」とびっくりしたそうです。月収200万円のお婆ちゃんがいて、ビニールハウスの中に隙間無く紅葉やハーブを栽培し、工夫を重ねて良いものを生産しています。一寸でも空いた土地があれば、梯子を掛けてでも耕して栽培していたそうです。ただの葉っぱを売っているのではなくて、苦心と工夫があるから「売れる」。ここから、高齢者の皆さんには生き甲斐のネタをプレゼンとすれば、皆イキイキ元気に生きることが出来る。そういう地域にしたいと熱く報告されました。
これらの取り組みは、戦後日本が歩んできた大量生産・大量廃棄を前提にした経済至上主義社会に対する問いかけでもあります。イタリアでは200個の注文があってもあえて100個しか作らない企業があります。それで企業も地域もわっています。日本では利益を出しているのは殆どが大企業です。大企業は研究開発に莫大な国家予算を投入されて利益を出し、にもかかわらず、海外移転で日本の雇用を減らし、減税の恩恵を受け続けています。さらに、東京一極集中で、地方は疲弊し続けている・・・。私たちがこれからどの道を選択してゆくのか、今が決断の時ではないかとも感じました。
参加者からは「再生することと生み出すことの大切さと、価値を作るすばらしさを学びました」(澤村氏)「自社の付加価値を作るために、他の会社と連携すると地元ブランドとして大きな価値になるような木がします。建設業もサービス業。お客様の心を掴む事柄を探してみたい」(藤戸氏)「日々の自社の仕事だけにとらわれず、新しい発想で取り組みが出来るくらい、広い視野を持っていかないといけないと感じました。高島をもっと市外、県外へと自社の商品づくりからアピールしてゆきたいと感じました」(西沢氏)「鶏や鹿の現状を知り、心が苦しくなりました。リボーンを行うことで、動物たちへの償いになればと思いました。大変に素晴らしい仕事だと思います」(枝氏)「社会的企業としてリボーンが発展するために、同友会会員との連携、具体的に共同した事業が始まることを期待します。これからは、各テーマで研究会を作るなど、もっと繋がりを深めたいものです」(廣瀬)と学びの声が寄せられました。(M・H)

北近江支部研究G「経営問題研究会」を開催しました

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2010年3月5日(金)午後6時30分から9時まで北近江支部研究G「経営問題研究会」が開催され、会員、社員、事務局を含め13名が参加しました。

本日のテーマは「面接について」です。
日頃から面接する立場の悩みや基準を経営者(面接する側)、社員(面接うける側)とそれぞれの体験やこれからの採用にあたってディスカッションをしました。  

どんな人材を望むのでしょうか。「良い人」?…では「良い人」ってどんな人?と問題提起されました。バリバリ仕事の出来る人、コミュニケーション能力がある人…どちらかが出来ても良い人ではないのでしょうか。限られた時間の中で決定する難しさと出逢えたご縁などいろんな角度からディスカッションしているとあっという間に2時間半が過ぎてしましました。  

北近江支部研究G「経営問題研究会」ではいろんなテーマで開催しています。次回も乞うご期待下さい。(N.K)  

今月の企業訪問:有限会社 蓬藍館[同友しが 10’3月号掲載]

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↑左:露地植えの藍。     右:左から、藍の種・乾燥葉・すくも

 藍はインディカンを含む様々な植物の総称で、日本の藍は主としてタデ藍というタデ科の植物から、藍が作られています。
 藍染めの起源は古く、日本へは飛鳥時代には既に伝わっていたとされており、江戸時代の阿波(現在の徳島) で特に発達し、木綿が普及すると共に全国へと藍染めが広がっていきます。しかし、明治時代に化学合成のインディゴ染料が輸入されたり戦時下の制約によって残念ながら廃れていってしまった経過があります。

◆湖西の大自然の中で

蓬藍館では代表の井上氏の父親である金子 正氏が昭和40年代に徳島へ渡り、藍染めを修得。現在は湖西にて藍染め文化の振興に取り組まれ、平成21年度滋賀県技能者(おうみの名工) の一人に選ばれました。
そして、金子氏の作り上げられてきた「藍の世界の素晴らしさを、もっと多くの方に知ってもらいたい」、その気持ちから井上氏は蓬藍館を始められたといいます。
 生葉染め・乾燥葉染め・すくも染め、と数ある中で、蓬藍館では「すくも」を利用したすくも染めで染色しています。
このすくもは現在では高度な技術と手間を必要とするために徳島以外でほとんど生産おらず、これを手作りすることからはじめられています。

 手順としては、タデ藍を種から栽培し、葉を刈り入れて天日干しで乾燥させます。乾燥した藍葉に水をかけ、混ぜ合わせたものを筵に包んで発酵させて、数日毎に「切り返し」という作業を行い、およそ100日をかけて、すくもが出来上がります。
このタデ藍の栽培は近隣の休耕田を利用して、作業人数は少ないですが、その人数で無理をせず出来るだけ(最上)の作業を行い、良品であると自負の持てるすくもを作り続けておられます。
 こうして丁寧に作られたすくもを石灰や衾などと合わせて藍ガメに入れ、火にかけて藍染液を作ります。この藍染液に、綿や絹といった自然素材の生地を浸し、空気に晒すことを繰り返すことで、少しずつ染めていきます。
 この染めではレーヨンやポリエステルなど人間が加工したものは芯まで染まりません。自然素材であれば定着剤などの添加物を一切使用しなくとも、空気に晒すことで発酵の作用が起こり生地は鮮やかに染まっていくそうです。

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◆今後の課題


 現在、井上氏は育児休暇中との事で表立っての活動は控えておられます。
今後の活動再開にあたっては、徳島だけではない、この琵琶湖のほとりで染め上げた藍染めを全国へ発信していきたい、と。
 女性企業家の話や同じように起業された方の経営方針や営業のやり方、成功事例だけでなく苦労されたこと等を、改めて学んでいきたい、と語って頂きました。

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 有限会社 蓬藍館
代表取締役 井上 添美
〒520-0515
大津市八屋戸419
TEL:077-592-1816
FAX:077-592-0245

龍谷大学理工学部との学外実習懇談会が行われました(新産業創造委員会)

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 龍谷大学理工学部と滋賀県中小企業家同友会(以下・滋賀同友会)との学外実習懇談会が3月1日(月)午後6時から8時半までクサエストピアホテルで行われました。
 滋賀同友会では2000年より龍谷大学理工学部の学外実習生を合同で受け入れ、2009年度で10年間継続し、延べ196社で422人の実習生に学んでもらっています。
滋賀同友会では新産業創造委員会が担当し、企業実習前の合同研修会では「実習に臨む心構え」「働くと言うこと」「中小企業の魅力」を講義し実習先企業の経営者と担当者も交えてグループ討論。また最終日の修了研修会では、学生たちに新しい地域づくりに担い手を目指してもらう為に、環境や循環型社会のありようを問題提起しています。この研修と職場での実習を通じて、大学生活では接することの出来ない中小企業の経営者から経営の理念や思いを伝え、暖かく受け入れてくれる現場の先輩社員との交流が広がり、大学で学ぶことと社会でお役に立つことの関係を掴み、学生自らの進路に少なくない影響を与えてきたものと確信しています。
 懇談会は龍谷大学理工学部よりご案内をいただき、毎年の総括と担当教員の交流を兼ねて開催しています。
 今回は大学より学外実習実施委員の教員11名、REC滋賀、キャリア開発部、理工学部教務課の皆様18名、滋賀同友会からは14名が参加しました。
 大柳満之龍谷大学理工学部長から「10年にわたって学外実習生を422名受け入れていただいていることに感謝いたします」と開会のご挨拶をいただいてスタート。
大日常男滋賀同友会新産業創造委員長は「100年に1度の受注減を中小企業はいかにして打開するか。第二創業や新規事業へと舵を切らないといけませんが、それは産学連携がキーワード。学のシーズとの連携で、自社事業に生かすことが経営者の責務です。龍谷大学とは学生の教育を通じた連携は進んでいますが、産学連携でもっともっとお互い活用し合うことが必要。当社では医療分野に進んでいます。困難なですが、困難であればある程チャレンジしがいがあります。世界不況に負けない、強い企業になりましょう」と挨拶を行いました。
 この後、新川芳行龍谷大学理工学部情報メディア学科・学外実習委員より「スキルのミスマッチを無くすために、出来ることとやりたいことを丁寧に掴んだ実習が大切」だと実習に取り組んだ報告とメディア学科の紹介。学生が制作した龍谷大学のプロモーション映像が紹介されました(実にプロ並み)。
 この後休憩を挟んで第二部の懇親会。
 坪田明滋賀同友会新産業創造副委員長から「決めたことをやり遂げるのが仕事であること実習で学んでもらっています」と開会挨拶があり、内田欣吾学外実習実施委員長より「“人間尊重経営を深める(赤石義博著)”をいただきました。企業経営の苦難と喜びの中に、人間としてどのように生きるのかが読みとれました。龍谷大学の“共生(ともいき)”に重なる思いであると感じています。これからも宜しくお願いをいたします」とご挨拶があり乾杯。懇親会には(株)ツジコーの辻社長より植物工場で生産された「ツブリナ(アイスプラント)」http://mama-farm.jp/index.phpと美福久酒造(株)の藤居社長より絞りたての「美福久 大吟極醸」と濁り酒をご提供いただき大好評でした。
 この後「学生には座学でキャリア教育ではなく、フィールドワーク中心に感性を育ててあげて欲しい。中小企業はその場に持ってこい」「実習では、メイドインジャパンを支える中小企業の品質管理技術を体験して勉強してもらっています」「農業ビジネスは儲からない。でも儲けているところもある。それは機能性に特化しているところだけ。新規事業は、経営者が悩んで悩んで悩み抜かなければ成立しません。志やビジネスモデルだけではなくて、決算書の読める人材を理工学部で育てなければ、ベンチャーは育ちません」「新規事業、桃栗(ももくり)三年、柿(かき)八年と言いますが、三年目で継続するかどうかジャッジし、本当は六年で製品化し売上げが立つようにしないといけません。それでもまだ利益は出ないのです。日本は物づくりで繁栄してきました。その担い手は中小企業。ここは繁栄しないと日本は成り立ちません。同友会は中小企業憲章を提唱しています。中小企業が日本経済のバックボーン、雇用の源泉、ビジネスアイデアの宝庫です。中小企業を元気にするために、大学の先生も現場に来ていただいて、産学連携しましょう」等々、参加者より熱いスピーチがあり終了しました。
2010年度も龍谷大学学外実習生を受け入れます。滋賀同友会のメンバーで、物づくり、情報だけではなく、建設・福祉・サービス関連でも企業活性化の風を起こしたいという方は、是非エントリーしてください。お問い合わせは、事務局(担当 廣瀬元行)まで。(M・H)

東近江支部研究G「農は国の礎」が開催されました

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2010年3月1日午後2時30分から、東近江支部研究G「農は国の礎研究会」が開催され、7名が参加しました。

今回は農業ベンチャーとして注目されている「ナチュラルアート」社の鈴木誠社長にお越しいただいて、同社の取り組みや、農業を取巻く実態についてお話いただきました。(http://www.naturalart.co.jp/


鈴木社長は銀行務めの後、独立起業を目指しビジネススクールで学びながら考え抜いた上、異色の「農業ベンチャー」を志されます。

衰退する一方の農業ですが、同時に食料と言う国家の大切な柱でもあります。衰退の原因は沢山ありますが、その一つは農家の経営意識の低さ。流通を「農協」という独占体に全て任せてしまうことでビジネスとしての本来の生命力を失っている現状にナチュラルアート・鈴木誠氏はいわば「第二農協」設立と言うビジネスモデルを起案されます。

多くの篤志家の賛同を得て、わずか7年で資本金4.5億、年商100億まで漕ぎ着けられます。

成長途中のベンチャーにありがちな資金難にも大変な苦労をされていますが、農業につき物のリスクを出来る限り回避する「ポートフォリオ戦略」のもとに、様々な試行錯誤を繰り返しながら着実に前進しておられます。

「大変元気を頂いた」「自分達のしている事に改めて確信を持てた」などの感想が聞かれました。単に聞くだけに終わらせず是非今後も連携して農業ビジネスへの寄与をして行きたいと感じたご講演でした。

次回は4月7日(水)午後2時に開催の予定です(M)

東近江支部「薪のある暮らし方研究会」が開催されました

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2010年2月の「薪のある暮らし方研究会」(以下、薪研)は28日(日)に開催された、湖東地域材循環システム協議会(Kikito)の第二回森づくり塾に5名が参加しました。

まず、岩手県職員の深澤光さんが「薪暮らしの愉しみ」と題して講演されました。

今、欧米では木材の燃料としての利用はほぼ限度にきています。そして問題は“効率”に移ってきています。

たとえば暖炉のエネルギー効率(薪から取り出せる熱量)は15㌫、高効率型薪ストーブでも60㌫と言われています。

そして現在では90㌫という高効率の新型薪ストーブが普及し始めています。

これは従来のように鉄板や鋳物ではなく蓄熱セラミックで作られ、高温(700~1000度)で燃やされた薪の排煙がその中を通過する時に蓄熱され、長時間にわたって柔らかい熱を発生するというものです。

一例では一日に20kgの薪で、2回ほど高温燃焼させるだけで室内を14度~20度(外気は0度程)に維持出来ます。これが普及すれば排煙が大変クリーンになるだけではなく、里山の針葉樹も燃料として活用でき、日本の森林資源で2倍程度の家屋の暖房が可能になるという訳です。

しかし、難点は外国製しかないので価格が高く、日本の家庭には大きすぎる事です。

現在、薪研では県の助成を受けて「東近江版高蓄熱式薪ストーブ」(東近江SP)の試作開発を進めており、間もなく第一号が完成する予定です。是非ご期待下さい。

次回は3月16日、マックスウッド社で、東近江SPのお披露目をかねて開催の予定です。(写真は薪の伐採を行なった日野の山の見学、竜王の「たきぎや」さんの見学風景です。M)

東近江支部「同友会入門」が開催されました

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2010年2月24日午後7時から滋賀建機㈱会議室で「研究G・同友会入門」が開催され9名が参加しました。

今回は新入会員さん2名を迎えて、「同友会ガイダンス」を行ないました。(資料は東近江支部作成)

同友会は「よい会社・よい経営者・よい経営環境」を目指してまいす。では「よい会社」って???

改めて問われるとなかなか答が出てきません。

「利益の上がる会社」「社員が成長する会社」「ウチは家内工業なので・・会社と言われても・・・」。

まず「会社」とは何かが話し合われました。

「会社法」以前の「有限会社法」などでは、会社の目的を「営利行為」としていました。しかし2006年に施行された「新・会社法」ではそこは明確にしていません。

では・・??。

その後も、「良い経営者」とは?「よい経営環境とは?」、自主・民主・連帯の精神とは?と深めの話が続きました。

でも、参加者皆さんの想いや、貴重な経験談も聞けて大変良かったと思います。(ウワサによると、その後もおそばを食べながら遅くまで話し合った人もいるとか・・)

次回は、3月29日(月)不二屋さんで“新入会員歓迎会”を開催の予定です。昔の?新入会員さんも是非!(M)

大津支部2月例会のご報告

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大津支部2月例会は、2月22日(月)18:30~21:00まで、びわ湖大津館で開催され、会員27名、社員、ゲスト、事務局含めて計42名が参加しました。報告者の松尾房郎氏((株)松尾自動車部品 代表取締役)より「組織を成長させる原動力~失敗と苦難から学ぶ~」をテーマに経営体験を発表していただき学び合いました。
松尾氏は昭和53年11月に創業されますが、当初は資金繰りが苦しく大変厳しい時を過ごされます。しかし今になって思えば、そういった経験や、関わった人の一言ひとことが自分を育ててくれたと、振り返ります。
「黒字経営は経営者自身のためではなく、社員のためであり、その社員の家族の生活等を保証するもの」です。そしてそれを実現するために、経営者の仕事とは「社員を100%信用すること」と、「(社員が力を発揮できるような)環境を創る」こと。
〈ポイント〉
1.「景気が良くても潰れる会社がある」「景気が悪くても利益を出す会社がある」これは経営者の姿勢次第
2.人間関係で苦労してきました。それは社員さんを商品や道具と同じように思っていたからです。
3.十人十色、良いところをきちんと見るようにすることで、心と心がつながります。
4.まず笑顔、次に挨拶、そして社員さんを100%信用する。
5.社員が失敗するのは社長の責任。会社が良くなるのは社員さんのおかげです。
6.一番大事にしているのは社員さん。次に仕入れ先、そしてお客さんの順です。
7.社員が笑顔で働いてくれる会社でありつづけたい。

「なんぼ頭が良くても行動しなければ意味がない」「大きい会社」ではなく、「堅実な会社」を目指す松尾氏のユーモアをまじえた報告に、会場からは笑いがたえませんでした。


参加者の声
○活力ある組織づくりの根源(源泉)は、まず経営者の姿勢から始まると感じた。社員を信頼する。任せる。そして一番大切にする。経営の主役は“社員”だと、学びました。
○経営者の努めは環境づくりと知りました。
○「これまではリハーサル。ここからが本番」過去の失敗から学んで、今これからその学びをいかしていくプラス思考が大切。
○挨拶と笑顔を大切にします。明日から実践します。
○頭で考えるより行動することをまず実践します。
○整理整頓、清掃、笑顔、挨拶といった会社の中のコミュニケーションを大切に実践していこうと感じ、学ばせて頂きました。

なにやら・・・・・

なにやら霞ヶ関あたりで「消費税増税」に向けた発言が目だって来ました。菅直人副総理・財務相が、2月14日に「所得税、法人税、消費税など税全体の議論を3月から本格的に始めたい」と表明。21日には野田佳彦財務副大臣が、政府税制調査会の消費税論議に関連して「税率の議論も最終的に出るかもしれない」と語るなど、連日のように増税絡みの発言が見られます。これに呼応して経団連や、経済同友会は「財政再建、社会保障制度の維持には消費税増税は避けられない」との見解を表明しています。

そこで、改めて「消費税」に関して、まとめてみたいと思います。

私が消費税の増税に慎重にならざるを得ないのは下記のようにな幾つかの理由からです。

1)「消費税が他国に対して低い」と言う説がありますが、本当は国の税収に占める消費税の割合はすでに欧米諸国と同等となっています。
消費税の標準税率(国税部分)と国税に占める収入比率を見てみますと日本 4%-21.6㌫、イギリス 17.5㌫-21.5㌫イ、イタリア 20.0㌫-27.5㌫、アメリカ 0%-0㌫
(永長正士『日本の税制』(平成15年版)財経詳報社、2003年7月)
  これは、日本の消費税が食品、教育費、医療費などあらゆるものに課税されている事、相対的に大企業などからの税収が少ない事、が上げられると思います。見た目の税率では、日本の消費税は外国に比べて低いとは言えないと言う事ですね。

2)消費税は滞納のチャンピオンです。実に国税滞納の46.2㌫(03年・金額ベース)を占めています。これは日常的に資金繰りに困っている中小・零細企業に課税する事そのものに無理があるからです。税は基本的に負担能力のあるところから徴収するというのが原則であり、現在の日本ではもともと無理がある税制だと言う事です。しかも消費税滞納を理由に「金融円滑化法」の救済を受けられない事例も出ています。消費税は中小・零細業者いじめの税制だと言っても言いすぎではないのです。

3)実は消費税の導入や、3㌫から5㌫へなどの増税は、法人税の減税とセットになってきました。「日本の法人税はまだ高いので、下げないと大企業は海外に逃げていく」という議論が財界から出されていますが、各国の税制はそれぞれ違うので、「法人税」だけを比べてるのは正しくありません。フランスの「職業税」イギリスの「ビジネスレイト」ドイツ「営業税」イタリア「生産活動税」などなど。社会保障費の事業主負担を加えると下図のようになり逆に日本の法人の負担は少ない事が判ります。それ以前に「税金を高くしたら、海外に出て行くぞ」と言う大企業があるとしたら、その会社のコンプライアンスとかCSR(社会貢献)ってどうなっているのでしょう?フランスは一番高いですが、ルノーがフランスを捨てるって言ってるのは聞いたことがありませんね。そのような企業があれば是非反省して欲しいものですね。
法人課税の負担に関するGDP対比による国際比較 (まとめ) (2004 年:%)
区分       日本 アメリカ イギリス ドイツ イタリア フランス
法人所得課税  3.8 2.2  2.9  2.1  5.1  4.3
不動産課税   1.1 1.5  1.6  0.3  0.5   0.6
社会保険料負担 4.5 3.4  3.7  6.9  8.7 11
民間医療保険負担0  4.0
合計        9.4 11.1  8.2  9.3 14.3 15.9
 これ以外にも、日本の大企業には、研究開発費の税額控除・研究開発費補助、受取配当益金不算入制度、膨大な引当金、準備金など、大企業優遇税制と呼ばれるものが多数あります。企業は適正な利益を出して、キチンと納税するのが、社会貢献の一つと考える私達、中小企業家同友会は、まず法人税の議論をした後に、消費税の議論はあるべきだと思います。(M)

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