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6月23日は・・・・・

6月23日は「沖縄慰霊の日」です。

62年前の3月~6月にかけて沖縄南部を中心に、アメリカ軍と本土決戦の捨石として全滅覚悟の日本軍が、太平洋戦史上もっとも激烈な地上戦を戦い、日本軍の総司令官・牛島満中将が自決した日が6月23日とされています。(ただ、日本軍はすでに組織の体をなして居らず22日という説もある)激しい戦火の中に放り出された沖縄県民の死者も9万とも12万とも言われています。私たちがこうして住んでいる街中で、銃や砲弾が炸裂し、敵味方入り乱れ、昼夜を問わず殺し合いが行われた現場を想像するだけで身体が震える思いがします。この春文科省は、高校の歴史教科書について、沖縄戦での住民の集団自決に関し「日本軍の強制性」に関する記述を削除・修正する指示を出しました。進行中の裁判や、「沖縄戦と民衆」(林博史・大月書店)の記述を理由に挙げています。しかし、林博史氏は「私の著書のどこをどう読むと、文科省の言う『日本軍の関与がなかった』と言うことになるのか」と憤慨しておられます(6月21日クローズアップ現代)。裁判にしても、前述のように絶望的な戦況の中で、証拠と言えるものは証言以外、何もないのです。当時を知る多くの沖縄県民は、異口同音に軍の関与―アメリカ軍につかまると殺される、逃げたらスパイとして殺す、手りゅう弾や青酸カリを配るのでいざとなったら自決せよ―を証言しています。中にはご自身の手で親や子を殺し、自分自身は死に切れず、深い苦しみを背負ったまま今日を向かえた県民が、決して思い出したくない、口にすることを封印してきた「事実」を吐き出すように語る場面も放映されていました。(同番組)本来、行政は住民の悩み・苦しみを理解し、それを解決するために税金を徴収しているのではないのでしょうか?62年前の「人間が人間でなくなることを強制された」沖縄県民の暗い歴史をもう一度傷つけるような今回の文科省の姿勢は同じ日本人として、許すことが出来ないと思うのは私だけでしょうか。「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」という理念を踏みにじられたような怒りを覚えます。東近江支部では、8月例会にこの沖縄戦の真実を知る報告者をお招きし、「沖縄戦」をテーマに例会を持つ予定です。ご都合の付く方は、是非「私たちの日本と平和を考える」8月例会にお出かけいただきたいと思います。(M)