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東近江支部「ネットビジネス研究会」が開催されました

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東近江支部研究G「ネットビジネス研究会」は3月24日午後6時30分から開催され、9名が参加しました。

昨日開催された、支部例会でメンバーの㈱サクラスさんが自社の「理念」&Webビジネスの取り組みを報告されたこともあって、一挙にメンバーが増え、にぎやかな研究会となりました。

まず課題であった「SHARE(シェア)共有からビジネスを生み出す新戦略」を、3名のメンバーが分担してチュートリアルを行ないました。

この本は大量消費文明が終わり、消費財だけではなく、あらゆるモノを、所有するのではなく、シェア(共有)する時代が始まっている事を、具体的に書いてあります。

多くのビジネスヒントが満載であるだけでなく、これまでの大量生産・大量消費を前提としたビジネスが衰退に向かうといういわば、“葬送行進曲”にも見えます。

ネットビズ研が取り組んできた内容も、この「シェア(共用)の時代」に沿ったものであることも理解できました。

次に「工場さんドットコム」の始めての課題として、あるメンバー会社の作った掲示板「マトリクスボード」(写真)を取り上げることになりターゲットのプロファイリング、セールスレターやサイト構築のポイントを話しあいました。

次回は4月22日(金)午後6時30分からの開催です。

大津支部 『2010年度伸びる会社になるための経営基礎講座』の第6講が開催されました!!

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3月24日(木)、大津支部の『2010年度伸びる会社になるための経営基礎講座』の第6講がびわ湖大津館で行われました。
「経営者に求められる基本姿勢」というテーマで、村田自動車工業所社長の村田健二様にご講義いただきました。

村田氏の講義では、一見難解で理解しにくいと思われる部分でもびんびん伝わってきます。おそらく、学びによって得られた確かな知識に、地道な実践によって得られた実体験が結びついて、そこからの訴えかけがあるからではないでしょうか。

前半は「中小企業における労使関係の見解」の読み合わせをしました。
今回の震災・長引く不況等、いかに環境が厳しくとも経営を維持、発展させ、縁あって採用した社員の生活を守る責任を果たすこと。
社員のことを対等なパートナーとして、心の底から大切にし、理解しようとする。そのバロメーターとして
・就業規則があること。
・社員と経営者のコミュニケーションが良好なこと。
・経理の公開
などがなされていることなどを学びました。
加えて、利益や会社の維持発展、社員の雇用はもちろん大切ですが、現代社会ではやりがいを見つけて社員と共有することの重要性が増しているということです。
中小企業憲章ができたからといって、すぐにそんな世の中になるのではなく、同友会や各企業がそういう世の中になるようにつとめていくのが大切であると教えていただきました。

後半は、村田氏が2代目社長としてスタートを切られたところから、現在までのご苦労と成長をお聞きしました。
最初、先代と比べられ、社員とうまくいかなかったこと。
同友会に入ったときのオリエンテーションで、他では言えない悩みを聞いてもらえたこと。
経営指針を創る会で、経営者としての軸を育てていったことなどの具体的な体験談は、参加者の心を大きく揺さぶるものでした。

経営指針書ははじめ自分ひとりで創り発表していた時はうまくいかないことが多くあったが
現場のことを一番しっている社員と創り、具体的計画、具体的とりくみに落としていくことでいのちが入り、
今回7回目の更新を行ったとのことでした。
経営指針書の重要性と、創る会の内容の濃さに改めて気づいた参加者も多かったのではないでしょうか。

村田氏が言われるように、今回の講義は各論の基礎となるもので、シリーズの最初に置いて、経営者の心構えを持つようにするとさらによいように感じました。
また、経営指針を創る会の重要性も再認識するよい機会にもなりました。
多くの学びを与えていただいた村田氏に改めて感謝いたします。

経営基礎講座も第7講を残すのみとなりました。
4月21日(木)の大津支部総会がそれにあたります。
受講生の全員参加で完了を迎えられればと思います。
(記:中尾文男氏 ジャパン・エンカレッジ・コミュニケーション代表)

東近江支部3月例会が開催されました

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東近江支部2011年3月例会は、3月23日に開催され22名が参加しました。

冒頭、東北関東大震災への義援金の呼びかけが行なわれ、多くの参加者の方から募金を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は「理念とネット活用で蘇った我が社~急死した父親を継いだ2代目を救った同友会の仲間」と言うテーマで㈱サクラス代表取締役の村山重久氏にご報告を頂きました。

急死されたご尊父の後を継いで会社の代表になられた村山さん。しかし、目が回るほど忙しい割りに利益が全く出ていない状態に唖然とします。いつの間にか中国などとの価格競争の結果、利益の出ない体質になっていたのです。

さらに追い討ちをかけて続く、身内の不幸や協力会社の倒産。「正直死にたい」とも思いました、と村山さん。しかし、悪いことばかりでは有りませんでした。縁あって入社してくれた幹部が紹介してくれた「黒体」。ステルス機に使われている、あらゆるものを吸収するという不思議な物体と出会います。

そしてその幹部はその「黒体」を使った靴のインソールのサンプルを作ってくれます。消臭効果抜群のこのインソールを実感した村山さんは、これを仲間から紹介されたインターネットで販売しようと思い立ちます。

しかし、その分野には全く素人の村山さん。専門家は「絶対無理。お金のムダ」といさめてくれます。「我が社の苦境を救う道はこれしかない」と固く決意した村山さんはひるみませんでした。紹介された本を熟読し、正直に自分の事、家族の事、全てをメールに乗せることでお客様の信頼を得ようとします。

また、資金的に苦しい中でも誘われて同友会に入会。「経営指針を創る会」に参加し、理念を創り上げ、さらにこれをネットで発信し続けます。

徐々に上がっていく売上げが、大きな目標だった200万/月を超えたのは、約2年後。「こんなに良い商品だったら、他のシリーズも無いのですか?」という顧客の声に「お客様を笑顔に」と言う理念で応え、開発してしまいます。11月22日の販売初日。何とメール顧客の10%が購入してくれました。(通常は0.2%程度)

ここに至るまでも、迷い悩み続ける自分の心を励ますために、同友会のあらゆる勉強会に積極的に参加。そのたびに、勇気付けられ、学び続けられました。

「同友会で理念を創ったこと、そしてインターネットを活用したことが、出来の悪い僕でもここまで来れた大きな要因でした。それから、たくさんの良い仲間に恵まれたことも」。

初めての経験で、大変緊張されたご報告でしたが、参加者全員に「やれば出来る」と確信させていただいたご報告でした。(M)

東日本大震災:復興に立ち上がる中小企業家の記録⑧

岩手県中小企業家同友会理事会で会員へ出されたメッセージです。
企業の存続、社員の暮らし、お客様への対応など、今すぐ取り組むことを伝えています。
地域の復興を担う、中小企業家の思いが込められています。
滋賀県中小企業家同友会へいただいたメールを転載いたします。

                       2011年3月22日
岩手同友会会員 各位
                   岩手県中小企業家同友会
                    代表理事 田村 満 
                    代表理事 村井良隆
                    代表理事 村松幸雄

企業の存続と雇用の維持へ向けた緊急アピール

 震災発生から11日が過ぎました。甚大な被害を受けた沿岸各地の皆様はじめ、震災による多大な被害を受けた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
 岩手同友会では、このような環境下で、企業存続へ向けた緊急対応が必要と考え、いち早く震災復興本部を立ち上げました。そしてこれまでの間連続して事務局を開設、会員の皆様の安否確認、被災状況の把握、救援物資の配送に全力を挙げて参りました。
 有り難いことに全国同友会からの支援の輪は日を増す毎に大きくなり、復興へ向け大いに励まされています。
 しかしながら、この震災の影響は、私たちの生活ばかりではなく、企業経営にも甚大な被害をもたらしています。「新規受注が全くない」「予定していたものが全てキャンセルになった」「4月完成の予定が全く白紙になった」など、売上げがほとんど無い状況が続いています。また、ガソリンをはじめとした燃料不足は深刻で、
全く先行きの見通しが見えない環境下です。
 
 私たち中小企業はこれまで、地域の経済をつくり、地域の雇用を支え、地域の歴史をつくってきました。そしてこの大震災の復興も、私たち中小企業が自社の経営を維持し、社員と共に自力で再建していくことでこそ、実現するのだと思います。
このような中で私たち中小企業家は、今こそ、企業存続と雇用の維持へ向け全力を傾注して臨むべきと考えます。

 そのために、今すぐ取り組むべきは、

1.数ヶ月先まで当面の営業が出来ないことを前提に、すぐ資金の手当てに動くことです。
金融庁は、震災の影響を鑑み、緊急の支援策を打ち出しています。
金融機関にすぐ相談し、可能な限りの資金確保に動いてください。

2.同時に経営者の力強い思いを社員に伝え、将来へ向けての不安をなくすことです。
社員は雇用や給与に対する不安が大きくなっています。少しでも和らげ、将来への展望を描けるよう、心がけてください。

3.お客様のおかれた状況を可能な限り早く把握し、同時にお客様、取引先に対し正確な情報の提供をします。相互の信頼を大切にし、今後へ向けた協力体制の確立へ向け、全力で臨んでください。

東日本大震災:復興に立ち上がる中小企業家の記録⑦

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福島県中小企業家同友会から滋賀県中小企業家同友へのメールを転載いたします。企業存続に向けて、同友会の組織をあげた取り組みが呼びかけられています。
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各同友会からのご支援、心温まるメッセージに役員、事務局一同、おおいに励まされています。心からお礼申し上げます。

みなさまの支援に励まされ、現段階での情勢認識と全会員への行動提起の視点で理事長声明第3報を今日付けで県下全会員に送信しました。

労使見解の精神で今やるべきことを整理したつもりです。

明日から、いよいよ被害の大きい被災地である相双地区、いわき地区の現地に入り、この目で現状を把握します。
理事長、専務理事、佐藤次長で相双地区へ。局長の私は、担当の阿部局員と一緒にいわき事務所復興に現地に向います。(一泊泊まり)

福島県中小企業家同友会 事務局長 豆腐谷栄二

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                    2011年3月22日
福島県同友会会員 各位
                   福島県中小企業家同友会
                   東日本大震災対策本部長
                   安孫子健一

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苦境に負けず、今こそ中小企業家魂を発揮し、企業存続にむけ
全力を尽くしましょう
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 原発事故情勢が依然として緊迫する中、大地震発生から11日目を迎えました。同友会災害対策本部では、全ての会員の皆さんにe.doyuのIDを発行すると共に、連休中の20日、21日も交替で役員、事務局員が事務所に詰め、引き続き会員さんの安否と会員企業の被災状況確認を進めております。

 本日現在、被災状況確認は会員全体の1000社を超えました。一昨日より、e.doyuに会員被害状況を地区ごとにアップしましたので是非ご覧下さい。
その他、各種の経営支援情報も掲載していますので会員相互の「励ましあい」「援けあい」活動のツールとしても大いに活用していただければと思います。

今こそ中小企業家魂を発揮し、企業存続に全力をあげましょう。

 一日も早い原発事故の沈静化と、燃料不足の解消を願いつつも、いま我々中小企業家がいち早くとり組むべきことは、まずもって自社の社員と取引先、お客様を守ることを優先して行動をおこすことです。今こそ、社員の雇用と生活の守り手、地域社会を支え守り続けてきた「地域経済と雇用と守り手」としての誇り、中小企業家魂を発揮し、企業存続に全力をあげましょう。

今すぐ、次の3つの課題に取りかかりましょう。自社の置かれた現状を分析し、今後の方針を定め、それを具体化に移していく経営者力が試されています。同友会会員相互の情報や知恵を活用しあいながら、現状の経営危機を突破していきましょう。

≪緊急に取り組むべき三つの経営課題≫

(1)社員の安否確認を進めながら、経営者としての社員への力強いメッセージを伝えましょう。給料など、社員の生活と将来への不安を無くすように努めましょう。
(2)お客様や取引先へ正確な情報提供をし、風評被害を避けましょう。復興への強い経営意欲を発信し、復興に向けた相互協力支援、信頼関係の確立をはかるよう努力しましょう。
(3)そして、当面の営業ができないことを前提とした資金の確保を最優先で行いましょう。
  取引銀行や、県・市町村の経営相談窓口に即、電話連絡し相談しましょう。

東日本大震災:復興に立ち上がる中小企業家の記録⑥

岩手県中小企業家同友会からのメールです。
全国の同友会で取り組まれている支援の輪が確実に岩手に届き、仲間を励ましています。

        (滋賀県中小企業家同友会あてメールより転載)


全国の皆様の想いが、春風に乗って岩手の地域の隅々に届き始めました。
新潟に集まった全国同友会からの救援物資は、山形、宮城を経由し、18日から毎日直送便で届いています。
現在岩手県内の被災地、特に沿岸部ではまだまだ食料も、生活物資も全く足りない状況です。しかし県が指定した盛岡の救援物資拠点には、配送されず山のように重なった物資が置かれたままです。沢山の方々の想いを、本当に困っている人たちに届けられない、もどかしい被災地の現状があります。
避難所においでの方は、まだ定期的な温かい食事の提供や、医薬品の準備などがあり、条件としては良いほうです。厳しいのは小さな公民館や、自宅を開放した小規模避難所です。範囲は非常に広く、行政も把握できていません。電気も水道もまだ復旧せず、食料も十分に供給されていません。移動するにも燃料が全くありません。

同友会の物流ルートは、当初から全く違いました。全国に血管のように張り巡らされた都道府県バトンルートが、いち早くつくられ、私たちが今本当に必要としているものが、血液のように流れています。新潟から届く全国からの便、秋田、青森から直接届く便で盛岡に物資が集められ、沿岸地域に毎日4トントラックとハイエースで配送されます。

震災後から、陸前高田ドライビングスクールは、さながら市役所のような機能を果たしています。物流、情報、人の交流拠点です。物資が届いた直後から女性陣が陣頭指揮をとり、仕分けが始まります。事前に避難所の状況を見てきた人からの情報を整理し「あの避難所では今、大人用の紙おむつが不足している」「あそこには赤ん坊がいるから、粉ミルクを3個追加」「下着が足りないって言ってたよ」などの声を集め、必要な物資が届き次第、その場で箱を解体し、必要な物資をワンパッケージに。それが積み終わると、車が動き始めます。
物資を乗せたトラックが到着すると「こんなにいたの」と思うほどの人がいつの間にか出て来て、自然にそれぞれの避難所へと車が動き出す。その動きを支えているのが、気仙支部会員企業の社員の方々です。そして「声」を聴いてくるのは、会社も自宅もなくなってしまった同友会の会員です。「何か人の役に立ちたい」甚大な被害を被った地域の人たち自身も、想いは同じです。「やることは以前とは違うけれど、やっていることはいつもと同じ」ある社員が言っていました。街はなくなっても生き続ける中小企業の姿です。岩手の最も南の拠点である高田から、こうしたぬくもりのお届けルートが、大船渡、釜石まで延びようとしています。

今最も問題なのは、一般の家庭に避難しているお年寄りの方々です。自分で給水所に水をくみに行けない。避難所に炊き出しを貰いに行けない。真っ暗な中でじっと声を出せずに我慢している方々です。
今日、青森・秋田から届いた自転車50台は、そうした「自宅避難所」の声を聴くためにどうしても必要なものでした。同友会自転車隊がいよいよ動き出します。震災から10日経ち、最も過酷な環境は、映像では見えないところにあります。地域のお客様の顔を見て、声を聴き続けてきた企業だからこそ、できることがあります。皆様からいただいた想いは、本当に必要な人たちに、同友会会員の手で大切にお届けしています。

高島ブロック経営能力向上研究会「わが社の強み」を考える

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滋賀県中小企業家同友会高島ブロック経営能力向上研究会の最終講「経営戦略の壺・わが社の強みをいかす」が3月18日(金)午後7時から9時まで安曇川公民館で行われ6名が参加しました。
まず、岐阜同友会の会員でもある未来工業(株)を取材したDVDを鑑賞。未来工業の社是「常に考える」がどの様な背景で誕生し、社員に浸透し実践されているかが紹介されていました。
1.未来工業は電設資材メーカーとしては後発部隊。ゆえに、他社と同じものは作らない。他社にはないもの、現場で使う人の立場に立って一工夫したものを開発してきました。建築現場で、電気工事屋さんが「未来工業の製品は、一寸した使い勝手がよい。だからやめられない」と語っていたのが印象的でした。
2.現場主義の開発。営業社員は建築現場を見つけると飛び込みます。そして「何か困っていらっしゃることはないですか?」と聞いてまわるそうです。その現場の声が「提案」として出され、今の商品をより使いやすくしたり、新たな商品開発に活かされています。
3.「提案」する社風。
商品開発だけではなく、工場内の道具や配置など、一寸した空風に提案も全社員が行っています。1回の提案に対して500円というおまけも付いているそうです。
4.女性が戦力
お客様からの注文を受けるのは女性の業務部隊。電話のお客様を如何に待たせないのか。子供のことなどで休む仲間のシフトをどう埋めるのか。電話対応と発注作業をどう両立するのかなど、女性社員が知恵を絞って仕組みが作られています。
5.楽しい職場づくり。
もともと演劇人だった山田現会長(創業社長)。人を生かすこと、お客様を喜ばせることには惜しみなく時間とお金をかけています。そして、社内の仲間意識を高め、社員の口からは「とっても楽しい会社」という声が笑顔で帰ってきます。この笑顔が、カメラ用のものでないことは確かでした。

この後、ディスカッション。
働く人こそが中小企業の一番の強み。社員の能力を引き出すために社長は何をしているか?。
チャレンジしろと言いながら、社員が失敗しないか管理するので必死になっていて、失敗を許さない社風を社長自身が作っていないか?。社員が出してきた売り上げ目標を見て、腹の底では「どうせ無理やろ、俺が売らんとあかんわ」と思っていないか?(社員はお見通し)。社長が頭で、社員は手足だと思っている会社になっていないか。社員全員が頭脳になる会社に向けて、社員を主役にしているか。などなど、多くの意見が出されました。

永井前大津支部長(ピアライフ社長)は、社員一人ひとりの持ち味を活かす会社を目指してきた、その結果、高齢者、障がい者、一人親家庭のお母さん、破産者など、社会的には弱者といわれる人たちをたくさん雇用することになった。でも、そうすることによってきちんと目標利益を確保し、皆で海外へ社員旅行を行ける会社になっています。大切なことは「こういう会社にしたい」という社長の強い思いと、そうするために全社員一丸となって売上利益を確保するための戦略・戦術へ知恵を絞ること。今の状況を絶対と思ってやり続けていては、何も変わらないと強調。

最後に、今でこそ素晴らしい社風と営業成績の未来工業。でも始まりは山田現会長と数名の仲間からでした。おそらく、山田社長は、将来こういう会社にしたいと理想を描き、常に考えることで、理想へと一歩一歩近づいてきたのでしょう。私たちも忙しい中で同友会に参加して学んでいます。学ぶことを学ぶだけに終わらせるほど今の経営環境は生やさしくありません。学んだことを、「忙しいから出来ない」「現場を離れられない」「社員のできが悪い」「自分が売らなければ会社はまわらない」などなど、出来ないことを理由にしないで、理想の会社づくりのために、明日から一つ行動を起こそうとまとめられ、「自社の魅力に気づくヒントシート」(アップします)が宿題で出されました。

滋賀県中小企業家同友会高島ブロックでは、2010年度は財務・労務・戦略を勉強してきました。2011年度は、実際の経営で取り組み成果を上げている企業のモデル事例をDVDで見てディスカッションする場を2ヶ月に1回開催します。ぜひご参加下さい。(M・H記)

北近江支部・3月例会を開催いたしました

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~北近江支部・3月例会を開催いたしました~

北近江支部3月例会は、3月18日(金)午後6時半より長浜ドーム研修館において開催されました。
まず初めに、1週間前におきた東北・関東大震災で被災されお亡くなりになった方のご冥福を祈るために黙祷をしました。
その後、株式会社あぐり進学塾 代表取締役 青木孝守様に「部下をお持ちの方・経営者のためのコーチングセミナー」というタイトルで報告をお願いしました。
今回はセミナーの時間が足りないために例月のグループ討論の時間は取らずに、たっぷりと2時間弱お話を聞かせていただきました。
青木氏は進学塾を経営されていますが、生徒に気づきを与えたりモチベーションをアップすることにコーチングをうまく使い多くの成果を出されていることを例にわかりやすくお話いただきました。
途中で実体験させていただいた図形を合わせるコミュニケーションゲームやPCエゴグラムという自己テストなどみなさんが積極的に参加出来る時間も多くあり、集中した有意義な時間になりました。
自分を客観的に眺めてあたらめて自分に気づく自己発見や気になるストレスをこなすしなやか生き方を見つけるきっかけ、さらにはコーチングの手法を活かして部下とのコミュニケーションの円滑化をはかる方法など多くの気づきをいただきました。(松本)

東日本大震災で被災された仲間へのメッセージ②

滋賀県中小企業家同友会では東日本大震災で被災された仲間への復興支援の一助へと、3月14日より会内で募金活動に取り組んでいます。
http://www.shiga.doyu.jp/blog/diary.cgi?no=651

3月17日までに、46社と3つの行事(経営指針を創る会、湖南支部例会、大津支部例会)から、2,117,068円もの募金を頂戴しました。
ご協力をいただきました皆様の暖かいお心に感謝を申し上げます。

前回掲載以降、ホームページでの募金受付の際に、被災地の皆様へ以下のようなコメントをいただきました。

ご紹介をさせていただきます。

○1日も早い復旧を望みます。(長浜市・害虫駆除業)
○"被災された方、苦しい状況が続きますが頑張ってください。他の団体からも募金させていただきます。今回お亡くなりになられた方々に心よりご冥福お祈りの申し上げます。"(長浜市・釣り具販売)
○被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。(大津市・建設業)
○被災された皆様に、心よりお見舞い申しあげます。一日も早い復興をお祈りしております。(大津市・機械設計)
○被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、犠牲になられた方とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみ申し上げます。(草津市・生活用品販売)
○"被災された皆様、心からお見舞い申し上げます。微力ながら皆様の復興のお力になれればと思いました。明日を信じ、力を寄せ合い共に頑張っていきましょう。"(大津市・製パン業)

東日本大震災:復興に立ち上がる中小企業家の記録⑤岩手からの便り「描いた未来は、どんなことがあっても実現する」

 東日本大震災で被災した、岩手同友会の菊田事務局長から全国の中小企業家同友会に届いた便りです。仲間の死という悲しみに向き合い、その意を受け継ぎ、仲間と共に描いた未来を実現しようという強い志にエールを贈ります。私たちも前進します。

==以下・転載==

全国の皆様のあたたかいお心遣いに、何と申し上げて良いのか、言葉が見つかりません。
全国からの救援物資第一便が、本日8時に岩手に到着しました。そして第2便は、秋田同友会からの直送便です。秋田を発ったトラックは途中、1カ所荷下ろしすることが分かっていました。その場所で待ち構えていた秋田同友会の方々が「トラックを一杯にして送り届けなきゃ」と、自社で出せるものを目一杯積んで、盛岡に送り届けてくださいました。その精一杯の気持ちに胸が熱くなりました。
恐らく、全国の皆さん一人ひとりがそんなお気持ちで応援してくださっているのだと、伝わってきます。

今日、震災後初めて、岩手同友会から一人の若い命が失われたことがわかりました。彼は、中小企業家しんぶん 2009年7月5日/1117号/8面【会員増強は豊かな社会創造の力-2010年5万名会員をめざして】67「地域の危機に黙ってはいられない~逆境を糧に大きなうねりへ」で紹介した29歳の文具店後継者です。以下新聞を抜粋して紹介します。
・・・気仙支部の特長は、20代の若手経営者から60代のベテラン経営者まで、いつも一緒に語らう姿があることです。若手はシャッター通りの商店街を1軒1軒まわり、例会のチラシをどんな小さな店舗にも配ります。『地域を変えるのは皆さんです!』と若手が地域を走り回り、市民一人ひとりに呼びかけました。そんな粘り腰をじっと見守るのは、父親の年齢のような経営者。差し迫った危機感の中に、笑顔とゆとりが漂います。・・・シャッター通りの商店街を、例会のチラシを持って「地域を変えるのは皆さんです!」と走り回っていたのが彼です。今年2月、開講したばかりの第7期経営指針を創る会の受講生の一人として決意し、経営者として歩み始めたばかりでした。大津波警報が響き渡る中、自分よりもお年寄り、と消防団の半纏を着て地元住民を避難誘導していた姿が最後でした。
でも、悲しんでばかりいられません。その遺志を引き継ぐのが私たちです。彼の願った地域の姿はどんな絵だったのか。それを現実に、この地に再生すること。私たちは重い、命のバトンを引き継ぎました。

葛巻町の鈴木重男町長本人から、直接電話が来ました。鈴木さんは町長になる前、岩手同友会の農業食糧生産部会長でした。
「今度の19日、避難所の高田第一中学校へ、町を挙げて『ひっつみ汁』(水団汁)をつくりに行きます。少しでも温かい料理と、新鮮な牛乳を飲んでいただき、心を温めることができるなら。事務局も一緒に行きませんか」とのお誘いでした。
そして「呼びかけて欲しい」とお願いされました。「子ども達を受け入れたい。親御さんや家族を失ってしまった子ども達を、私たちの葛巻へ連れてきてください。ぜひ町のみんなで面倒見たい」
危機に思い出すのは、やはり同志です。鈴木さんも、私たちと同じ方向を見ていました。

盛岡をはじめ県内では今、ガソリンや軽油が全くなくなり、復興へ向けた動きが止まっています。また店頭には食料品や様々な物資が消え、仕事ができないため、多くの企業では社員を自宅待機にし、町全体が静まりかえっています。
だからこそ何よりも、今まさにトラックで輸送中の、全国同友会の仲間からの心のこもった軽油は「復興の希望の光」です。救援物資を配送するにも、重機を動かすにも燃料がなければ、動けません。「動きたい」でも動けない。
「1,000リットル?本当か。それはそれは有り難い。同友会ってなんて会なんだ。ポリ容器を今受注してつくってくれてるってよ。そんなことってあるのか」携帯電話の向こうから聞こえる高揚した田村支部長の声。そのまわりには、支部会員の何人かが、囲んでいるのがわかります。「その軽油はいつ到着する?どんな方法をとってもいいから、1時間でも早く持ってきてくれ。燃料さえあれば、復興へ動き出せる。いただいた物資は、俺たちが責任を持って配送できる」
「どうも」と元気に割り込んできたのは八木澤商店、河野専務さんでした。地震後私との初めての会話でした。「ぜーんぶドライビングスクールへ持ってきてください。大丈夫です。任せてください」力強く話してくれました。
前述の新聞の記事と同じ光景が、街がなくなった今も全く変わらず続いています。形は無くなったけれど、形のないものは、震災以前と何にも変わりません。すでに皆さんの頭には、未来図はあるようです。

私たち事務局4人は、震災後変わらず確認してきたことがあります。
たとえどんなに今回の震災で会員が減ろうとも、描いてきた「2011岩手同友会20周年を600名で迎えよう!」の旗は掲げ続けよう、と。
むろん同友会の歴史が証明していますが、「復興は中小企業の力でこそ実現する。中小企業が牽引してこそ前進する」とこの数日間で心から確信しています。食料も十分になく、生活環境も整わない中でも、重機の燃料や配送移動する車の燃料ばかりを気にする経営者。その心の先に未来があるからできることです。ささやかながら共に肩組みあって、その未来図を必ずや現実のものにしたいと思います。