滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

地域を愛し地域と共に育ち地域の活性化の為に力を尽くす~6月長浜・米原地区会

北近江支部 例会レポート

滋賀県中小企業家同友会北近江支部長浜・米原地区会6月例会ご報告

と き:6月14日(木)18:30~21:00

ところ:臨湖第3会議室

テーマ:「地域おこし隊による地方再生 ~音楽がつぐむ地域の絆~」

報告者:森屋 結 様  平成27年度活動開始隊員

参加人数:20人

報告内容

現役ソプラノ歌手の森屋結さん。主な活動は、地元の子供たちが集う「長浜市少年少女合唱団」の指導や、地元小学っこ腕の歌唱指導、地域の音楽祭や老人会での出演などされています。


森屋さんは平成27年度より3年間を任期とした長浜市地域おこし協力隊として、音楽を通じて北部地域の活性化を目的に活動を開始されました。地域おこし協力隊とは、地方自治体が、都市住民を受け入れ委嘱。地域おこし活動の支援や農林漁業の応援、住民の生活支援など、「地域協力活動」に従事してもらい、あわせてその定住、定着を図りながら、地域の活性化につなげる活動を行う隊員の事です。

森屋さんは大阪府和泉市出身、関西歌劇団正団員でオペラ歌手として活動されていました。東京でも音楽活動をされていましたが、そこでは音楽関係者との繋がりだけだったとの事。そんな時に目にしたのが、地方自治体が募集している『地域おこし協力隊』でした。森屋さんは、音楽を楽しむだけじゃない。地域に来て出演者という考えから、地域の方々と何かを一緒に創っていくという考えになったとの事。

長浜市に移り住むまでは長浜市の事をほとんど知らず不安もあったようですが、実際に移り住んでみると地域の方に大変よくしてもらい、今では安心して楽しい生活を送られているとの事です。

地域おこし協力隊として活動されていた地域での音楽活動は、平成27年度7回、28年度13回、平成29年度17回と年を重ねる事にイベントで歌う回数がふえていきました。地域活性化を目的とするため、コンサートをされる時には、誰に何を伝えたいのかというビジョンをしっかりと組み立ててから行っているといわれていました。コンサートづくりでは、敢えて地域や地元の方達と一緒に創り上げていく事で、共に成長していく大切さを学んだとの事です。

また音楽活動だけではなく、地元の祭りや清掃活動、草刈りなどにも参加され、地域の方々との交流を増やされました。森屋さんは「音楽だけを行っていても地域との繋がりはここまで広がらなかった。ソプラノ歌手としての活動だけならダメだった。地域おこし協力隊として地域と一緒になって活動したからこそ、音楽活動も地域に根付いて行ったのだと思う。

現在、森屋さんは3年間の地域おこし協力隊の任期は終えられましたが、そのまま長浜市に定住され地元企業に就職。ソプラノ歌手としても活動を続けておられます。森屋さんは「必要とされる事が大切で、それが一番の幸せになっています。今後も引き続き、地域の方々との繋がりを大切にしながら、地域の方々と共に育ちながら、地域の方々が音楽に触れる機会を増やす拠点づくりを目指していきたいです」と熱く語って下さいました。

最後にはアメイジンググレイスを歌って下さり、参加者は大感動でした。

質問

Q 地域振興のイメージとは。またその完成形とは。

A 住んでいる人、関わっている人がやりがいを持っている事。土地に魅力を感じて楽しんでくれることが大事。役目があってそこに関わりたいと思う事。

Q 田舎に定住する人とは。

A 自分らしい生き方を求めている人。空いた時間を有効に使いたい人。

Q 長浜市の魅力は。

A 情があって優しい。どんな時でも声をかけてくれる。またイベント時の結束力は凄い。みんな一丸となって取り組んでおられる。土地に対する愛着がある。

森屋さんは我々よりも長浜市の魅力を感じておられ、そして愛着を持って下さっていました。地域を愛し、地域と共に育ち、地域の活性化の為に力を尽くす。その姿勢に大変胸を打たれました。会社作りでも地域に根付いた活動を行い、地域に愛される会社になれるようしていきたいと思います。森屋さん大変貴重なお話しをしていただき、ありがとうございました。

記 松井慎志