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わが社の経営理念 №2 宮川バネ工業 株式会社

◯シリーズ「わが社の経営理念」の掲載にあたって

                         滋賀県中小企業家同友会 事務局


 滋賀県中小企業家同友会では、一段と激しく変化し続ける経営環境のなかで、継続して発展し続ける企業づくりを進めるために、「経営指針を創る会」による経営指針(経営理念+10年ビジョン+経営方針+経営計画)の成文化と全社的な実践運動に取組んでいます。
 とりわけ、「科学性」「社会性」「人間性」の3つの側面で妥当性のある経営理念は、継続的・計画的に社会に役立つ事業を遂行する経営の価値判断の基準であり、経営者の生きる姿勢そのものでもあり、その成文化に力を注いでいます。
経営理念を重視した経営指針書による経営が多くの中小企業で取組まれることで、社員やその家族、地域の人々にとって必要とされる元気で魅力ある企業がふえ、幸せの見える地域が広がることを願い、「経営指針を創る会」を通じて成文化された経営理念を会の内外へ公開してまいります。

◯わが社の経営理念  №2
                              2017年6月27日掲載

会社名宮川バネ工業株式会社
役職・お名前 代表取締役 宮川 草平
主な事業内容 金属製精密板バネの製造・販売
住 所 〒527-0154 滋賀県東近江市園町31-1
電 話 0749-46-0193
ホームページ http://www.m-b-k.co.jp/
創る会 第36期 経営指針を創る会修了(2015年)
所 属 滋賀県中小企業家同友会東近江支部

経営理念

 私たちのバネ製造技術で、お客様の夢をかなえる道具の実現に貢献します。
 今日できないことは明日できるように、日々進歩を続け
 より良い仕事、より良い職場を追求します。


経営者の経営理念への思い(解説等)

 「道具を作る力」こそ、人類の発展の原動力であったと思います。
それによって今日の文明の繁栄が実現されていますが、まだまだこの先、少子高齢化、環境問題、エネルギー問題等、多くの課題が残されています。
 これらの課題を解決するアプローチとして、また、より快適で、安全で、持続可能な社会を築くために、「お客様の夢をかなえる道具」の必要性はますます高まっていくと確信しています。創業以来培ってきたバネ製造技術を通じて、そのような道具の実現に貢献することこそ、我々のお役立ちであると考えます。
 また、安全で快適で充実した職場づくりや、自分の仕事に誇りを持てるようになるためには、「今日できないことを明日できるように」挑戦と継続が不可欠であると考えます。課題を解決することに対して「できる」「できない」でなく、「できるようになるためになるにはどうすればいいか?」を基本スタンスとして、自分たちの幸福や成長を追求しようという思いをこの経営理念に込めています。


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経営理念の確立、経営指針の成文化についてのお問合せは、滋賀県中小企業家同友会事務局までお願いをいたします。

滋賀県中小企業家同友会
TEL077(561)5333
FAX077(561)5334

わが社の経営理念 №1 大洋産業株式会社

◯シリーズ「わが社の経営理念」の掲載に当たって

 滋賀県中小企業家同友会では、一段と激しく変化し続ける経営環境のなかで、継続して発展し続ける企業づくりを進めるために、「経営指針を創る会」による経営指針(経営理念+10年ビジョン+経営方針+経営計画)の成文化と全社的な実践運動に取組んでいます。
 とりわけ、「科学性」「社会性」「人間性」の3つの側面で妥当性のある経営理念は、継続的・計画的に社会に役立つ事業を遂行する経営の価値判断の基準であり、経営者の生きる姿勢そのものでもあり、その成文化に力を注いでいます。
経営理念を重視した経営指針書による経営が多くの中小企業で取組まれることで、社員やその家族、地域の人々にとって必要とされる元気で魅力ある企業がふえ、幸せの見える地域が広がることを願い、「経営指針を創る会」を通じて成文化された経営理念を会の内外へ公開してまいります。


                      滋賀県中小企業家同友会 事務局

№1 (2017年6月27日掲載)

会社名 大洋産業 株式会社
役職・お名前 代表取締役 小田柿 喜暢
主な事業内容 プラント配管、機械加工・組立、水浄化設備
住 所 〒522-0033 滋賀県彦根市芹川町528
電 話 0749-22-6213
ホームページ http://www.taiyosangyo.co.jp/
創る会 第29期経営指針を創る会修了(2009年度)
所 属 滋賀県中小企業家同友会北近江支部

経営理念
 
 一滴潤乾坤:一滴、乾坤を潤す(いってき、けんこんをうるおす)
 ・“配管”“水環境”“組立”の技術・技能で、社会の発展に貢献 し、住み良い地球環境を創造します。
 ・お客様のニーズにあった提案・ものづくりを実現します。
 ・社員、地域にとって安全で安心な職場を作ります。

経営理念への思い(解説等)

 禅語「一滴潤乾坤」意味:一滴、乾坤を潤す。一滴の水でこの宇宙乾坤を潤すことができるというわけです。
 もし一滴の水もなくなってしまったならば?
 考えただけで恐ろしくなります。
 一滴の水がよく大地を潤し、樹木草花を育み、緑に輝く地球を作りあげます。弊社は、上述の禅語の「一滴」のように、顧客・従業員・社会にとって必要不可欠な存在になることを目指します。

会社マーク

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経営理念の確立、経営指針の成文化についてのお問合せは、滋賀県中小企業家同友会事務局までお願いをいたします。

滋賀県中小企業家同友会
TEL077(561)5333
FAX077(561)5334

東近江支部 6月例会開催しました

東近江支部6月例会が21日(水)18時30分から21時まで八日市商工会議所で開催され、21名が参加されました。

報告者には大津支部、株式会社アーム保険設計の上田幹人氏をお迎えし、「共育(共に育つ)していますか?」 ~共に学び、共に育つ企業作りを始めましょう~をテーマに報告をしていただきました。
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~共に育つ機会を創る~
なぜ社員共育が必要なのか?
経営者の皆さんは人材育成や社員共育の必要性を感じているのではないでしょうか。しかし社員の想いとはギャップがあることが少なくありません。経営者自身が社員と共に学ぶ機会を創ることこそが必要なのだと話されました。
 資料を見ると、中小企業は大企業に比べて離職率が高い傾向にあります。人材を定着させていくためにも共育は必要です。人材の定着において有効とされるものに賃金の問題はありますが、従業員が安心して働くことのできる環境作りも有効とされています。
 従業員は長ければ約40年、会社で働きます。入社後どのような道をたどりながら会社で頑張っていくのか。そうしたビジョンを見るためにも共育は必要となります。
 目の前の仕事で忙しいとう現状はあるものの、経営者自身が共に学ぶ場作りを行い、共に学んでいくという姿勢が必要なのです。
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~共育ち体験~
 上田さんの報告後、グループに分かれて「月刊共育ち」体験をしました。テキストは「思い込み」を考えるというテーマでした。
まずグループで読み合わせをし、「思い込み」で失敗したこと、迷惑だった経験。「思い込み」で失敗しないためにはどうすればよいですか?というテーマでグループ討論を行います。自社であった思い込みによる失敗や社員同士の思い込みによる関係の悪化など、様々な体験も含め討論しました。
 実際に共育ちの実践をしている経営者さんからは、日を決めて、継続的に行っていくことが大切。全員が大きく変わったかと言えばそうではないが、確実に発言に変化のあった社員もいる。意見交換の場に経営者が入らないことで自由に話せる雰囲気作りを行っているなど、実際の体験も含めグループ討論を行うことが出来ました。
やはり経営者自身が社員と共に育つと強く想い、想いを実践し、継続していくことの必要性を感じた例会でした。
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採用難の時代で中小企業が生き残るには!? 湖南支部6月例会を開催しました!

2017年6月20日(火)にクサツエストピアホテルにて、湖南支部6月例会が参加者33名の中開催されました。

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今回の記念例会の報告者は、滋賀同友会東近江支部会員でもあり、お父様は滋賀同友会賛助会員でもある、宮川草平さんに、「採用と共育ができない会社は滅びる!!」をテーマに報告して頂きました。

とんでもなく強烈な例会テーマから始まった宮川さんの報告でしたが、新卒採用の重要性、採用の後の定着の方法、滋賀同友会の共同求人活動についてなど、盛りだくさんの報告となり、報告時間の40分があっという間に過ぎました。

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まず、宮川さんは、今の労働人口の減少について中小企業に取って、採用ができないだけではなく、今いる人材の流出にも繋がりかねないと警鐘を鳴らされます。

まず若者の減少により、大手企業は今の段階で将来の人材確保の為に積極的に若手を採用する傾向が出てきており、一層、中小企業の若者の採用が難しくなってきています。
さらには、今の学生の就職活動の仕方や大手志向の考え方も大きな問題となっています。
今の学生は主にマイナビ、リクナビを使い転職活動しており、マイナビ、リクナビに求人を載せていない企業は知る機会もありません。
さらには、まだまだ世の中では中小企業の印象が良くなく、実際に「そんな名前も知らない中小企業へ行くのなら、1年食わしてやるから名のある大企業を目指しなさい」と中小企業の内定よりも浪人の道を進める親もいる現状です。

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今でも採用が難しくなってきているのに、このまま何も手を打たずにいたら、人は取れないし、人がいない事により一人一人にかかる仕事の負担の増加、その結果従業員の離職が起こり人材不足に陥る。
さらには人手がいない為に、新しい仕事を取引先より依頼されても手が回らない、よってライバル会社にその仕事をとられてしまう。
最終的には人もいなくなり、業績も伸びず、会社の存続ができなくなるという事です。

なので宮川さんは「これからは人がいること自体が自社の強みになってくる」とおっしゃいます。

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その中で宮川さんは、滋賀同友会共育委員会が取り組んでいる「共同求人活動」に参加する事を勧められます。
この共同求人活動とは、これに参加するから新卒採用を何人取れるとかいう費用対効果で考えるものではなく、いかに自社を学生に選んでもらうか?を考え、自社の採用力を磨く活動であるとおっしゃいます。
今までの時代は、顧客に対していかに自社を選んでもらうかが重要だったが、宮川さんの話からも、これからの時代はいかに学生に自社を選んでもらうかを考えなければならない時代になってきます。

少子化の影響でどんどん労働人口が減ってくる事は間違いありません。
その中で中小企業が生き残っていく方法は、「人間尊重の経営」を実践し、社長自らが、自信を持って、「この会社で働くことにより、あなたの人生をより豊かにし、生きがいを持って生きていく事を約束します」と言える事が必要になってきます。

宮川さんの報告より、改めて、人間尊重の経営の大切さや経営者の経営姿勢の確立の重要さを学びました。
また多くの中小企業が協力し合い、この採用難の時代を共に乗り越えていく必要がある事を学びました。

思考するから結果が出る!経営姿勢確立の重要性~高島ブロック6月例会~

 滋賀県中小企業家同友会高島ブロック6月例会が19日(月)18:30~21:00まで安曇川公民館で開催され13名が参加しました。
 「経営指針への第一歩!~経営姿勢の確立~」をテーマに、服部兼一滋賀県中小企業家同友会経営労働委員長(服部コンサルタント事務所代表)より問題提起をしていただき、グループ討論で参加者の考えを交流しました。
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 服部氏は安倍内閣が推進する労働生産性の向上による賃上げ論に対して、労働者が努力して生産性を上げても需要が増えなければ最悪は人員削減となり、賃上げによるモチベーションアップにはつながらないことを指摘。重要なことは新しいビジネスモデルを生み出して需要を生み出すことであり、その中心的な担い手は経営者であると強調されました。
 さらに、新しいビジネスモデルを生み出しても、それを推進する社員と経営者が信頼で結ばれていなければ上手くいかないこと。経営者は誠実さ・社員への愛着心・イノベーション・社会貢献を、口先だけでなく実際に行動で示さなければだれも信用しないとも。
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 さらに、良くありがちな話しですが、セミナーで聞いたテクニックにやノウハウ、うまい話に飛びついて行動しても、たいていは継続できず結果も出ない。そのわけとして、多くの経営者が行動からスタートしていることを指摘されます。
 そして、結果を出す人は法則的に思考からスタートしていることを紹介。思考とはものの見方・考え方であり、同友会で経営理念の成文化や経営姿勢の確立に重きを置いているのはそのためだとも。
 最後に、経営の主目的は人間的に成長し、人間の幸せを実現すること。利益を上げることは副目的であり、これが逆になってはいけないと問題提起されました。
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 このあと「経営者の最も大切な責任とは何でしょうか?」をテーマに2つの班に分かれてグループ討論が行われました。
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 参加者のアンケートには「思考することの大切さが良くわかり、土台作りを頑張りたい。そして新しいものを創れる経営者になろうと思います」「事業をやる上で、まず自分の思いが最初にならないと続かないことが良くわかりました。そして粘り強く諦めずに従業員と共に進められたら委員と感じました。事業への思いを伝えられる経営者となるために、自分を変えてつきたい」「典型的な行動タイプの経営者なので、社員さんがなかなか理解してくれません。思考・理念が経営の土台だと痛感しました」など、たくさんの学びと気づきのメッセージが寄せられました。(M・H記)

北近江支部~2時間たっぷり経営課題のディスカッション例会を行いました!~

北近江支部 6月例会 報告

(記 株式会社アド・プランニング 代表取締役 川邉和明)

開催日時 2017年6月12日月曜日18時30分~21時
開催場所 彦根市勤労者福祉会館たちばな2階研修室
参加者 12名 (内ゲスト参加1名)
新会員さんのご参加 大近電工株式会社取締役社長 本圭輔(もとけいすけ)さん
例会テーマ「経営課題を徹底討論」※例会報告はなく2時間たっぷりグループ討論をしていただきました。

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 彦根開催ということもあってか、参加者が少なく12名となりました。
 例会テーマにともない、6つのグループ討論テーマを提案し、事前に参加者に第3希望までセレクトしていただきました。それを考慮し2グループに分け、それぞれでグループ討論いただきました。

 第1グループ(グループ長:小田柿さん)は「受注は増えているものの・・・」(会社運営、資金繰り)をテーマに

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 第2グループ(グループ長:荒木さん)は「指針経営をはじめて、我が社はこんなに変わった」(経営理念、ビジョン、ミッション)をテーマに討論していただきました。

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 第1グループは、特にテーマにこだわらず、_メンバー各位の希望討論テーマを題材に出しながら、それぞれ抱えている課題について出し合っていただきながらの討論を展開されました。

 第2グループは、新メンバーの本さんや、現在創る会を受講中の松井(真ごころ)さんからの経営課題を引き出しつつ、他のメンバーからの成功体験、失敗体験を交えた討論となりました。

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 2時間の間に5分少々の休憩を挟んで進行いただきました。
 2時間の討論の後に各グループから討論結果の発表をしていただきましたが、討論時間も長かったこともあり、各発表も盛りだくさんでした。

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 討論終了後、連絡事項として、

 7月例会のご案内と、経営研究会「MG研修」のご案内を、荒木さんより、
 新入社員フォローアップ研修会のご案内を、小田柿さんより
 仲間づくりのお願いを、川邉より
 行いました。

 今回例会の会場は、ホテルとは違い公共の研修会場で、机が整然と並んでいましたので、会場の設営と現状復帰を参加者に手伝っていただきました。
 例会ご参加の皆さん、ありがとうございました。

 例会のあと参加者から「自分の抱えている経営課題に対して、ここまで本気で熱く討論してていただき、感動しました。経営者になりたての自分にとって、素晴らしい場でした。このような同友会に入会できて、本当に感謝しています」というコメントもいただきました。

 

大津支部 「Working講座」を粟津中学校で行いました!

2017年6月7日(水)14時20分より、粟津中学校にて、中学生達に「働くとは?」をテーマに講義を行う「Working講座」を行いました。

滋賀県中小企業家同友会 大津支部では毎年この「Working講座」を大津市の中学校で行っており、今回は初の粟津中学校での開催となりました。

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今回、講義を担当して頂いた方は
(株)EGS 代表取締役 松﨑さん 2年1組担当
(株)カワカツ 池富さん 2年2組担当
(株)あぐり進学 守山銀座校 校舎長 谷さん 2年3組担当
サークルワークス 代表 松井さん 2年4組担当
(株)アーム保険設計 専務取締役 上田さん 2年5組担当
の5名の方です。
皆様には、各1クラスずつ担当して頂きました。

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講師の方々によって講義の内容はそれぞれ違い、働くことについて質問を投げかける方もいれば、自社紹介をを動画でしたり、中にはクラス内で中学生達にグループ討論を行ってもらい発表してもらうといった講義を行っている方もいました。

講義終了後、講師を担当した会員さんからは、「今の中学生は本当にしっかりしている」といった意見や「自分の考えや、想いを再確認できるいい機会だった」という意見が聞かれました。

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毎年行われているこの中学生への「Working講座」経営者の方々にとっても大切な学びの場となっております。

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同友しがサマリ バックナンバー 2017年度  更新しました

2017年度

同友しがサマリ

同友しが

ユニバーサルニュース

6月

5月

4月

ユニバーサル・ニュース2017年06月発行 04号

ユニバーサル・ニュース2017年05月発行 04号
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びわ湖かがやきカンパニーvol.72 2017年6月 株式会社 福月

びわ湖かがやきカンパニーvol.72 2017年6月 株式会社 福月

 給食、宅配弁当、仕出し料理など高島の「食」を担ってきた株式会社福月。先代が町長を務めていた時代に地域の目玉商品となった「アドベリー」の生産・加工も行っています。2代目の専務取締役、福井雅之さん(滋賀県中小企業家同友会高島ブロック所属)を取材しました。(取材/4月11日)

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先代が名付け親になった
「アドベリー」
高島の地域活性化プロジェクト

 御社のアドベリー事業について教えてください。

福井 高島では13年前から「アドベリー」が生産され、加工品が販売されています。きっかけは、161号線沿いに新設する道の駅「藤樹の里あどがわ」で特産品を販売し、〝地域の活性化〞につなげるためでした。当時、日本ではほとんど栽培されておらず、アントシアニンや葉酸などのポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用があるということでニュージランドが主産地のボイセンベリーが選ばれました。「アドベリー」という名前は、そのころ安曇川町長であった私の父が名付けました。
 当社を含めた地域の生産農家さんは、デリケートな果実の栽培にさまざまな苦労を重ねて有機栽培や無農薬栽培を実現し、店舗や事業所は果実や果汁をジャムやケーキ、パン、菓子、ジュースなどに加工し、特産品として売り出しました。
 80代になる父は現在でもアドベリー栽培を手掛け、市内のアドベリー生産の4割を担っています。当社におけるアドベリー事業は、全体売り上げの1割ほどではありますが、何とか今後も地域を元気づけるツールとして残していきたいと思っています。

過渡期を迎えた「給食・仕出し業」
変革の時代へ

 創業は昭和39年とのことですが、これまでの歩みとは。

福井 豊かな水資源に恵まれたここ高島では、古くから繊維織物が地場産業にありました。40年ほど前、織物組合の給食センターに勤めていた父がその事業を引き継いだことが当社発足の始まりです。父や母世代の人によると「朝は弁当や給食、夜は宴会料理を寝ずに作った」とのことで、当時は好景気に沸いていたようです。
 やがて地域の繊維産業が衰え始めると、企業は給食サービスや弁当補助などの福利厚生を削減し、さらに誰もが想像しなかったコンビニが、弁当分野で強力なライバルとして出現するなど当社にとって逆風が吹き荒れていきました。現在の給食生産数はピーク時の2分の1にまで減少し、この20年ほどで事業縮小に伴う人員整理を余儀なくされてきました。この先5年後、10年後を見据えても、この地域での給食や仕出しのサービス業に大きな成長は見込めないと予測しており、進むべき道の取捨選択を迫られる時期にきています。
 近年、需要の高まっている高齢者向けの個人配達を始めました。直接お宅に配達に行きますので、特に一人暮らしの高齢者には、安否確認にもつながります。メニューもこれまでは〝働き手〞向けのボリュームのあるおかずが主体でしたが、野菜中心や発酵料理で名高い高島の土地柄を意識したメニュー開発にも挑戦しています。
 最近、県内の大手給食業者が食中毒が原因とみられる業績悪化で廃業に追い込まれました。衛生管理はコストがかかりますが、表には見えない部分です。しかし、これをおろそかにしては「食」の事業は担えません。これまで同様、安心・安全には十分に配慮していきたいですね。今ある生産設備を活かし、これまで以上に地域の現状やお客さまの要望をくみ取ったサービスを展開し、今後も「食」を通じたサービスで社会に貢献していけたらと思っています。

「行動」が生む
新たな「つながり」
挑戦は、可能性へ

 他にも新しい取り組みを始められたようですが。

福井 事業の見直しの中で、アドベリー栽培で残るツルや葉、給食事業で出る生ごみを活用できないかと考え、堆肥にして再びアドベリー栽培に活かす取り組みを始めました。すると、このエコ事業に共感してくださった新旭町のローソンの店長さんが、同店にも生ごみ処理機を導入され、ローソンで出る生ごみを堆肥にして当社のアドベリー畑へ提供してくださることになったのです。当社はアドベリージャムをローソンさんに置いていただくことになり、面白いつながりが生まれました。ローソンでもこのような取り組みは全国初だそうで、ローソン本部やゴミ問題に敏感な海外からも視察団が訪れたほどです。
 一つ「行動」を起こせば、想像を越える何かを生み出すのだとわかりました。これまでは利益優先でやってこれましたが、同友会で改めて「経営」について学び直し、今後は社員も同じ方向を向いて相互協力しながら進んでいく必要があると感じています。

株式会社 福月
高島市安曇川町五番領140-1
TEL 0740-32-4001
http://www.fukuzuki.com/

「びわ湖かがやきカンパニー」に掲載希望の会員様は、同友会事務局までご連絡ください。
お申し込み多数の場合は、理事会等で掲載順を決めさせていただきますのでご了承ください。

滋賀県中小企業家同友会事務局
TEL 077-561-5333

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