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第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて⑥~

チェンナイポンプ⼯場⾒学

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1⽉31⽇ 9:00〜10:00 チェンナイ市内にあるモーター及びポンプ⼯場「SUGUNAPUMPS & MOTORS」の視察をさせていただきました。
この会社は、1958年に創業し、インド国内向けのモーター、ポンプを製造しています。
モーターは、500台/⽇、従業員はモーター部⾨で300⼈の従業員がいます。
今回は、CEO ラビー・コマールさんに案内していただき、各⼯程の
説明をしていただきました。

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このポンプは、主に農業⽤のポンプで、価格は3.5kWが、⽇本円で約18,000 円だそうです。国内向けなので品質よりも低価格と修理のしやすさがポイントだそうです。
従業員さんの給与は、経験により幅があるようですが、⽇本円で、約7,000(ワーカーさん)〜40,000 円(エンジニアさん)/⽉です。
この写真は、モーターのネジを⼥性が締めているところですが、⼿で締めていました。インパクトレンチや電動ドライバーなどは使⽤していません。作業服ではなくサリーを着て作業をしていました。

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塗装作業をしている⽅も作業を⽌めて挨拶して下さり、みなさんほんと
うに礼儀正しく笑顔で歓迎していただきました。

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記 (株)クローバー 澤⽥友宏

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて⑤~

マニさんの地元社会への貢献、工場建設にかける思い


1 月30 日(月)、服飾工場を視察した後、私たちは今回のインド視察をコーディネイトしていただいたマニさんのご自宅へ招いていただきました。

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マニさんは学生時から、ひとり親や障害のために苦労しているコインバトルの子どもたちの教育支援をしてきたそうです。
いまでは「S A K U R A T R U S TCoimbatore」を奥様とともに立ち上げ、8 人の子どもさんの学費や教材の支援を行っています。
今回視インドに訪れた私たちも、少しだけですが支援を協力させていただくことになり、マニさんのご自宅で子どもたちへ贈呈式を行いました。
心が暖かくなりました。

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マニさんは、中古の農業機械や産業機械をインドへ輸出する仕事をしています。そこから事業が広がり、日本の大手溶接業とジョイントで、機械部品の加工業を始めることにしたそうです。1 月31 日(火)は早朝からマニさんの工場を見に行きました。まだセメント打ちされた基礎に鉄骨が組まれた状態でしたが、ここで部品を加工し、また輸入した機械の倉庫として事業を展開するそうです。従業員も8 人ほど雇用する予定だとか。小田柿さんはさっそくご持参の水質検査機で水の状態調査。建設現場では床の重量耐久性などについて皆さん物づくり企業の経営者だけに、マニさんへアドバイスをしていました。

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マニさんが故郷、コインバトルの発展にかける思いが伝わってきました。

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第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて④~

SRG APPARELS (P) LTD. 訪問記(1月30日)

 SRG APPARELS (P) LTD. という衣料関連の現地企業を訪問させていただきました。この会社はインドの南部タミル・ナードゥ州 ティルプルのパッドマバシプランという町に立地し、この辺りは繊維、衣料関連の企業が多いところです。

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 この会社は、Prime Tex Group of companies というグループに属している企業の一つですが、このグループの元になった会社は、1989 年に設立され、2007 年にはインドの優良な企業の一つになったそうです。このグループでは紡糸、織物(テキスタイル)、編み物(ニット)から衣類までを生産し、製品を欧米に輸出しているとのことでした。グループでの生産能力は、例えば紡糸では、21,120 個の紡錘を持ち、1日当たり13,000Kgの糸を、あるいはニットでは1日あたり5,000Kg の生産能力を持っているとのことでした。

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 SRG APPARELS (P) LTD.では子供服を生産し、欧米に輸出しています。顧客は英国や米国の有名なブランド約10 社で、製品を見せて頂きましたが、さすがにブランド品であり、品質の良いものでした。
また、雰囲気から感じたのですが、生産に従事している従業員は有能で まじめな人材が多く、この工場が品質の高いものを生産、供給できる1つの要因であるとの印象を受けました。工場の敷地や工場内は、日本の5S のような活動を行なっていませんが、日本の工場のようにとても清浄な環境で、管理の良さを感じることができました。
敷地内に三つの工場があり、従業員は約1,000 人、工場に2,155 台のいろいろなミシンが設置されており、その生産能力は1,375,000Pcs/Month とのことです。

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 生産に従事する労働者の給与は、10$/day ぐらいで、1 年に1 回スタッフ社員は旅行に招待され、工場の労働者に対しては、社内でイベントを開催し、招待しているとのことです。
また、風力や太陽光による発電事業も行っているそうです。ちなみに、参考ですが、この地域の電気代は1KW あたり、家庭用で4.0 ルピー、工場用で6.5 ルピーとのことでした。

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(龍谷大REC 滋賀 筒井記)

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて③~

日吉インディア(HIYOSHI India Ecological Services Pvt.Ltd.)訪問

大洋産業株式会社 谷口 洋

訪問日:2017 年1 月30 日(月)
説明と案内:M.MAYILSAMY 氏

「測るから始まった」

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 (株)日吉は滋賀県近江八幡市に本社があり、分析・測定、環境保全分屋では滋賀県トップである。
 日吉インディアは2011 年チェンナイに設立され、事業としては、水質検査を主として行っている。現在、従業員は5名 日本との連絡はスカイプで行っている。
 インドに会社を創立するに当たり、滋賀での研修等2年間の研修を行った。
 インドでは検査から始めました 検査しながら、インドにある日本企業のサポートをしていこうと思っている。
 インドの現状としては、水の浄化技術を持ってはいるがあまり必要とされていない水を綺麗にするという法律も無い、ルールも遵守されていない、そもそも水を綺麗にしないといけないという意識もあまりない。
日吉インディアは、現地の会社の排水サンプルを提供して貰い、検査を行い、浄化の手助け及びメンテナンスサービスを手掛けている。
 検査だけ、メンテナンスだけをバラバラの会社で行うと調和が取れず問題が見えてこない。
 日吉はワンストップサービスにすることで、全体の問題が把握でき、問題点の早期発見、対策が可能。
 また、分析、維持管理双方の知識と経験から、効率的なアドバイスが可能。担当者の手間を削減。

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 日常的に適切に対応が可能であり、トータルでコスト削減にもなる。
 現在、検査させてくれる会社はまだ少ないが、徐々に増やしていくよう努力している。 インドに対して社会貢献していく方針である。

質疑応答
Q チェンナイの下水処理はどうなっている?
A チェンナイ市内は国の管理下で処理されている
Q 国として市外は関係ないとしているか?
A 悪く言えば、垂れ流し状態である
Q 単独浄化槽をインドネシアなどは置いているがインドはどうですか?
A コストが高いので置いていない。郊外は個々に浄化しているが、あまり浸透していない。バイオ、バブル、砂、沈下、塩素消毒して出す
Q 日本にはJIS とかJWWA などがあるがインドはどうか?
A インドにはNABL 認証というものがあり、取得するのに1年掛かるが、3月に認証取得予定をしている
Q 水に対して国民の意識はどうか?
A 1年に一度水に関しての展示会がある。セミナーも開催しているが参加者は少ない。国としては考えているが、国民はあまり考えていない。

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Q 日本から水質検査に来ている企業はあるか?
A 日本からは来ていないが、他の国からは数社来ている
Q 分析・検査しているインドの会社はあるか?
A チェンナイだけで50 社ほどある
(タミル・ナードゥ州の人口 7,200 万人 チェンナイ市の人口460 万人)
Q (株)日吉はグッドカンパニーか?
A 5年やっているが、家族主義で日吉ファミリーと言ってよい。
マナーも時間を守る等が非常に良い

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下記URL は2015 年に起きたチェンナイの洪水の記事である。(参考に)
http://www.sjnk-rm.co.jp/publications/pdf/r143.pdf

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて②~

関空出発、バンコク~南インドのチェンナイへ。えっここはインドなの!?

 2017 年1 月28 日(土)、関西国際空港に集合したのは8 人。11 時発のタイ航空にて一路バンコクへ。
 この日は終日移動です。スワンナプーム国際空港での乗換えまちは約6 時間30 分。その時間を利用し バンコクにて前夜祭です。名古屋から出発の小田柿さんと先発隊の河村さんとそれぞれ落ち合い、河村さんが手際良く予約していただいた人気シーフードレストラン「ソンブーン」へGOです。みなさん機内での昼食がお口に合わなかったのか、料理が出るやいなや言葉少なくかぶりつき。本来は味わいたいところの「プーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)」もあっという間になくなりました。

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 食後は近くのバーでブレイク。タクシーにて空港へ戻り、22 時25 分発のタイ航空でチェンナイ(旧名マドラス)へ向かいました。到着は翌日の0 時30 分! 空港でマニさんと落ち合いホッとしたのもつかの間、タクシー乗り合わせでホテルへ。チェックインが済んだのは現地時間で2 時30 分を過ぎた頃。バックパック派の皆さんも荷物を投げ出し、一同ダウン寸前でした。

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 翌1 月29 日(日)は終日チェンナイを散策。思いっきりデコレーションされたバス(インドのドライバーはド派手好き?)10 時にホテルを出発。夜には気がつかなかったのですが、車は多くて渋滞するものの道はかなり整備されていて、ゴミも気になりません。「えっ、ここってインドなの!?」という感じ。マニさんに伺うと、夜も朝もきちんと掃除されているのだそうです。道行くバスの窓は全開というか、窓そのものがはまっていないようでしたが。車は「スズキ」が多く、「スイフト」の新車がかなりの割合で走っていました。

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 立派なビルが建ち並ぶ工業団地を車窓見学し、南下してマハーバリプラムへ。転げそうで転げない岩「クリシュナのバターボール」、世界最大のレリーフと言われる「アルジュナの苦行」、ぶらぶらと人の波に身を任せて「海岸寺院」へ。最後に「マリーナ・ビーチ」を訪れて本日は打ち止め。南国のリゾート地よろしい眺めに、インドへ来たという実感がわかない一同でした。(この感覚は、北インドのデリーについて払拭され、バラナシでは「これぞインド!」を実感します。南と北では別世界!)

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 翌日からは、企業訪問が待っています。気を引き締めて、お腹が緩くならないようにとホテルにて休息いたしました。

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて①~

○第5回アジア視察研修会レポート

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はじめに~
 滋賀県中小企業家同友会・(協)HIP滋賀の海外ビジネス研究会(代表 小林清 近江化成工業社長)は、2017年1月28日(土)出発~2月5日(日)帰国で、第5回アジア視察研修会を開催しました。
新産業創造委員会と(協)HIP滋賀では2012年から海外ビジネス研究会を立ち上げ、メンバー企業の海外展開事例の生きた学習を行い「百聞は一見にしかず」の姿勢で、まずは現地を訪れてみること、そして一般的な視察ツアーでは触れることが出来ない現地の暮らしや人々との交流、経営者との意見交換を通じて、自らの国際感覚を磨くと共に、より広く、高い視点で自社の存在する意義や理念を振り返り、国際社会に貢献する企業づくりを目指してきました。
 これまで中国、ヴェトナム、ミャンマー、カンボジア、モンゴルの地域経済を視察し、毎回レポートを公開すると共に、現地の教育機関との連携(ヴェトナム、ミャンマー)、人材の受け入れ(ヴェトナム、ミャンマー)、龍谷大学理工学部が行うASEANグローバルプログラムの海外インターンシップ推進へ協力するなどの成果を生み出してきました。
 第5 回目の視察となる今年度は、青柳孝幸さん(プロシード社長)を団長に、世界一の成長率となった「インド」に焦点を当て、会員企業の現地法人(日吉インディア)や現地の商工会議所、ローカル企業との交流を行い、世界ビジネスの潮流を現地で学ぶこと。さらに文化や生活環境の違い、生きることに困難を抱える地域や貧富の格差、現地経済の動きを視察し、自立した一人の人間として尊重され、働く場があり、将来設計ができる「人間らしく生きる」ことについて考える機会としました。
 飛行機、列車、ホテルの予約についてはメンバーの河村剛さん(ローカライズ社長)にお骨折りをいただきました。さらに、企画に賛同していただきご同行を快諾していただいた インド コインバトルご出身の RAMASAMY MANIKANDANさん(マニさん、NM トレーディング社長)には、すべての場面において私どもに気を配って頂きました。より感謝を申し上げる次第です。マニさんがいらっしゃらなかったら、インド視察は行えませんでした。重ねてお礼を申し上げます。

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 参加メンバーも、飛行機の遅れ・・、出発駅の間違い・・、ベッドの足らない寝台列車と12時間もの遅れ・・、オートリキシャーで砂埃まみれと命がけの移動・・、重いバゲットを引きながら牛の糞尿を避けての路地移動・・、空港セキュリティーの何とも傲慢な態度・・等々に際して、誰ひとり文句や愚痴、弱音を吐かず、エキサイティングな気持ちで楽しんでおりました。「自主・民主・連帯」の研究会精神があってのことだと考えます。
 皆さん、ありがとうございました。

 Thanks to all of you, I had a wonderful time in India!

《参加者名 順不同 敬称略 名前・会社名・社内役職》
1.河村 剛 (株)ローカライズ 代表取締役
2.筒井長徳 龍谷大学エクステンションセンター コーディネーター
3.青柳孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
4.小田柿喜暢 大洋産業(株) 代表取締役
5.谷口 洋 大洋産業(株) 取締役
6.前出博幸 前出産業(株) 代表取締役
7.松本和幸 (株)松本電機製作所 代表取締役
8.松崎悦子 (株)EGS 代表取締役
9.澤田友宏 (株)クローバー 代表取締役
10.廣瀬元行 滋賀県中小企業家同友会 専務理事
《ご同行者》
RAMASAMY MANIKANDAN (株)NM トレーディング 代表取締役

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2017年新春例会~地域内経済循環の主たる担い手として地域づくりと企業づくりを具体化しよう!

滋賀県中小企業家同友会2017年度新春例会が行われました。

 2017年1月25日(水)午後1時半から4時50分まで、ホテルニューオウミにて、滋賀県中小企業家同友会2017年新春例会が、二日連続の豪雪というあいにくの天候にもかかわらず会員、ご来賓含め72名の参加で開催されました。
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ご来賓の皆様(順不同)
木村  茂 様 滋賀中央信用金庫 本店営業部長
若林 忠彦 様 滋賀大学 客員教授
熊谷 睦史 様 龍谷大学 龍谷エクステンションセンター 部長
城  智哉 様 龍谷大学 龍谷エクステンションセンター 課員
井阪 尚司 様 滋賀県議会議員
中村才次郎 様 滋賀県議会議員
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 今回講師には、京都大学大学院経済学研究科 教授 岡田知弘氏をお招きし、「中小企業が切り拓く、持続可能な地域経済の未来と展望!」をテーマに講演をして頂きました。

 岡田氏からは主に3つのテーマでのご講演を頂きました。
・大災害の時代に突入した現在、災害復興を考える上での中小企業の重要性
・経済グローバル化による、地域への影響
・地域衰退を防ぎ、地域発展を目指すにあたり、地域の中小企業の役割
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 岡田氏は、大災害時代に入ったといわれる現在、災害後の復興に関して、中小企業の役割がとても重要であることを強調。最近、東日本大震災・熊本地震とマグニチュード6.5を超える大震災が活発に起きており、その被害の影響は今でも続いています。そんな中、大地震による被害から、地域の復興を支えたのは、紛れもなく、その地域に根ざし地域と共存・発展してきた中小企業であるからです。

 東日本大震災の際、岩手同友会会員の八木澤商店の河野さん、福島同友会会員のフレスコキクチの菊地さんなどによる活動が、復興の大きな力になりました。震災後、全国チェーンの大型店は事業再開の目処も立たない状態が続きました。それは、事業再開までの準備や手続きなどに大幅に時間がかかったためで、普段は豊富に食料や日用品を扱っているはずの大型店が震災後すぐに機能しなかったのです。
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 そんな中、住民を救ったのは、震災後いち早く営業を再開した地元の中小企業でした。中小企業が事業決定や活動に取り組むまでのスピードは大企業にはない強みです。その強みが震災後、住民を救い地域を復興させる重要な要素になりました。

 ガソリンを提供する企業。食料、飲料を提供する小売業などがすぐに営業を再開したことにより物資救援という観点で住民を救いました。
また震災後の地域復興を考える際に、その地域の現状や特性をよく知った方達の協力がなければ的外れな復興支援に取り組んでしまう可能性があります。そしてその役割を担えるのは、その地域で生まれ、そこに根付き、発展してきた中小企業事業者だということです。

 以上のことからも、震災後、力を発揮するのは、大企業でも大型量販店でもなく、その地域で根付き共存してきた中小企業、中小企業家であることが言えます。

 実は、震災後の地域復興において中小企業がいかに重要な存在であるかという事実は、既に阪神淡路大震災で証明されていました。

 阪神淡路大震災の10年後に、兵庫県が検証委員会を設けて、復興についての調査を行いました。調査によると14.4兆円もの復興投資があった中で、地元の中小企業へ分配されたのはたったの1割しかありませんでした。しかしながら震災後の中小企業の取り組みなどを調査する中で、中小企業が復興の中核を担っていたという事実が明らかになり、その検証委員会の報告では、復興支援の地域中小企業への分配率をもっと上げていれば、復興はもっと早かっただろうという調査結果を出しています。

 「復興を考える上での中小企業の重要性が明らかになった今、各地で次々と制定されている中小企業振興基本条例を、防災の観点からも制定することが重要」だと岡田氏は重ねて強調しました。

 次に岡田氏は、世界経済の本格的なグローバル化についてお話をされました。

 今やSNSの発展、全世界の国際化により、世界規模でのグローバル化が活発になってきています。
 これは地球規模で経済が活発化することに繋がり、多国籍企業がヒト・モノ・カネを動かす世の中になりつつあると言うことです。
しかし、グローバル化によって、人々の幸せで豊かな暮らしが実現されるとは考えづらく、むしろそれは地域の衰退を促進してしまう要因になっていると指摘されました。
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 経済のグローバル化により、地域に根ざし発展していった企業がどんどんと海外へ進出する動きが起こり、結果、その地域で働いていた人達の雇用がなくなり、地域の税収も悪化して人が働くところがなくなり、人が生活できず、地域を離れ、税収も減少し、地域が維持できないという悪循環に陥ってしまいました。
 そして、賃金格差が起こり、人々の格差が大きくなってしまいました。いわゆる産業の空洞化です。
 最近世界を騒がせている、トランプ大統領の当選も、イギリスのEU離脱が起こったのも、このグローバル化により、貧困に陥った人々が、格差を改善して欲しいという強い想いの下に起こった出来事だと考えられます。

 また、安倍政権の金融政策は大企業優先の金融政策であり、日本経済を担っているのは中小企業であるということを国がもっと認識しなければならないとも。
 そもそも、社会の教科書では戦後の日本の高度経済成長は大企業の輸出により実現したと書かれていますが、詳しくデータを調べたところ、輸出による増加寄与度は、輸入のそれを引くとたったの0.3%で、実際はほとんど内需で発展したという結果が出ています。しかも、高度経済成長を支えたのは所得面でも国内の中小企業であったということです。この事実からしても、日本の99%以上が中小企業であるという現状からも、中小企業の発展こそ、日本経済の発展に繋がるという事実を国が認識するように、われわれが声を出して訴えなければならないとも強調されました。

 このことは地域衰退を防ぎ、地域を維持・発展していくことにも繋がるとして、地域の維持・発展を考える上で、重要な地域内経済循環の環境づくりについて問題提起されました。

 本社が東京、大阪などの都市圏に本社を置く事業所が立地地域でどれだけ売り上げを上げようと、結局は本社のある東京や大阪へ所得が流れてしまうという、地域内経済の循環に深刻な問題が起きています。
事実、日本全体の5割の法人所得が東京へ集中しているそうです。
 つまり、地域で生産、消費されたお金が地域内で循環せず、東京都心部へ流出してしまう。そこで重要なのは、個々の地域で地域内再投資ができる環境をつくり、地域で使ったお金をその地域内で循環させるシステムをつくらない限り、地域は衰退し消滅してしまうと言うことです。

 地域内経済循環のシステムを確立させ、地域を復興に導いたモデル地域は、大分県の湯布院であると紹介されました。湯布院では大分県中部地震後、地域の中小企業経営者が「明日の湯布院をつくる会」という勉強会を立ち上げました。そこでは、どういった湯布院をつくるかについて日々議論し、理想の地域像を語り合いました。
 その中で意見として上がったのは「別府市のようにはしたくない」ということ。別府市では、宿泊、レストラン、遊び場まで全てを別府市内の大型ホテルで設け、観光客を囲い込んでいました。結果、ホテルから観光客が出ることはなく、市街地には昼間でも人がいない状態になってしまったようです。
 「湯布院はそういった町にはしたくない」との思いで、湯布院の中小企業事業者達は、足元の宝物調査を始めました。湯布院には多くの農村景観があり、それを整備し、観光の力にすること。地元で作られた、付加価値の高い無農薬農作物などを地元の旅館などが高値で購入し、農村景観を守りながら農作物を地域内で消費し農地や農村景観行政と連携しながら維持しました。
 また観光で来る連泊客を独占しない、湯布院のいろいろな旅館に泊まってもらうことにし、観光客の独占をやめ「泊食分離」をすすめました。農村景観が維持され、また各旅館や飲食店が協力することで観光客の満足度も上がり、95年のバブル崩壊後、他の町は観光客が激減しても湯布院だけは観光客数、観光消費額、農産物生産額、商品販売額がどれも増加したのです。企業と農家が連携し、地域内経済循環を確立させることにより、景気に左右されない、強靭な地域経済を確立することに成功したのです。

 地域内経済循環の環境をつくり上げるためには、地域自治体の協力も不可欠だとも。自治体は地域の住民からの税収により、大きな財源を持っています。それを地域内の中小企業へ分配すれば、地域を担う中小企業が発展し、地域の維持・発展に繋がります。そのためには、地域の中小企業事業者がしっかりと要望を声に出して自治体へ届ける活動を行うことが重要です。

 最後に岡田氏は、以上のことより、中小企業家同友会が掲げている理念、労使見解こそ今の時代に求められているものであり、理念に共感する中小企業経営者が増えることにより、地域の復興、経済の面での発展が展望できると強調されました。

 何故、震災後いち早く中小企業事業者が復興に取り組んだのか?事業再開をすぐに行ったのか?

ここでおもしろいデータがあります。

 東日本大震災後、帝国データバンクが調べた震災後の中小企業の事業再開率は、宮城県、岩手県で80%、福島県では40%でしたが、中小企業家同友会に所属している被災地企業の事業再開率は90%以上でした。それは、中小企業家同友会が理念に掲げている「国民や地域と共に歩む中小企業をめざす」に共感し、経営者として、地域を守らなければならないという意識、そして労使見解で述べられている、社員はパートナーであり、社員の生活や家族を守るのは経営者の責任であるという意識が、経営者をいち早く事業再開しなければならないという思いにさせたのだと岡田氏は現地調査に入った際に同友会のメンバーより聞かされたのだそうです。
 また京都同友会が行った経営景況調査では、社員みんなで経営指針をつくり、それを実践している企業ほど、景況調査の結果が良かったというデータが出されており、中小企業家同友会が推進する指針経営の実効性も証明されております。

 岡田氏の講演を通して、今の世の中の情勢不安や経済困難を解決する鍵は、同友会理念に基づいた企業づくり実践している中小企業家の仲間を増やすことが何よりも大切であることを改めて確認することが出来ました。(記 事務局員 前川 崚)

第38期経営経営指針を創る会 第6講(経営指針の発表)がおこなわれました

第38期経営指針を創る会は、1月21日ラフォーレ琵琶湖で最終6講を開催しました。
大学准教授、受講生社員さんなど総勢34名が参加。受講生12名のうち1名の病欠者を除き、脱落者なく終講致しました。
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第6講のテーマ講義は、受講生に向けていの応援歌です!
テーマ講義①は、三原康郎税理士事務所の三原代表より、『指針経営を進めるために』と題して講義頂きました。理念・方針・計画ができただけでは経営は進みません。個人個人の行動計画まで落とし込む必要があります。目標達成に向け『がんばれ!』だけではなく、誰が何時までに何をどこまでやるのかという行動を明確にすることです。これが明確でないのに目標が達成されたとしたら、それはタマタマです。タマタマなので達成要因が分かりません。つまりPCDAを回すことができないので次にはつながりません。(科学性の欠如)
喫茶店の経営を例にすると、売上アップを図るには顧客単価を上げるか、来店数を増やすしかありません。まず来店数を増やすにはどうするのか?を考え、出てきた答えを再び、それを実現するにはどうするのか?と5回ぐらい考えると、本当にやらなければならないことが見えてきます。
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テーマ講義②は、㈱エース産業機器の荒木社長より、『わが社の指針経営』と題して講義頂きました。自身の経営体験(失敗体験)からの気づきをお話し頂きました。
赤字経営からの脱却を目指し率先垂範してこられました。奮戦の結果会社は黒字化しましたが、信頼していた弟さんの退職、生活苦からのパートさんの退職と、頑張ってこられただけにショックだったそうです。主人公は私で社員さんはアシスタント。会社に理念もなく、どんな会社にしたいのかという思いもなく、あるのは、売上・利益目標のみだったそうです。そこでやっと気づいたそうです。人が辞めない会社を目指そうと決意されました。そして創る会の受講へ。『金持ちになってやる』から『みんなが幸せになる』と思いが変わった経緯は、新たに指針経営を始められる12名に受講生の皆さんに大きな応援歌になったと思います。
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 その後、分科会に分かれ、受講生より経営指針書の発表が行われました。OB団はもちろん、受講生の社員さん、経営者も参加。緊張感のある中で経営指針書の作成にあたってを説明し、理念、方針、計画が発表されました。指針書に対する社内外の質問にも受講生は応じておられましたが、OB団からは指針経営にしがみつき、自らを磨くために支部例会や創る会OBへの参加など応援の意味を込めてメッセージが送られました。
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応援歌といえば、夜の懇親会は恒例のTHE DOYOU【宮川ホットブラザース(宮川氏、廣瀬氏、高橋氏、玉置氏)】による演奏会で盛り上がりました!
 次回、39期は4月のオリエンテーションからスタートします。参加枠がまだありますので、問い合わせは滋賀同友会事務局までお願いします
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2016年度 第1回中堅社員研修が行われました。

 滋賀県中小企業家同友会の共育委員会が主催する2016年度第1回中堅社員研修が2017年1月12日(木)10:00~16:30まで草津まちづくりセンター301会議室において会員企業15社より25名の中堅社員と8名の付添経営者・共育委員の参加で開催されました。
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 第1回目のテーマは、中核人材としてのさらなる成長が、会社に与える影響について考える です。

 開講式では共育委員の田中和樹さんを司会に、小田柿喜暢共育委員長から「中堅社員とは会社の中でどのような立ち位置にあるのでしょうか?。それぞれの会社の組織の在り方で微妙に役割が違っていますが、共通する悩みや課題があるはずです。今日は一日同じ立場の社員さん同士腹を割って語り合い、お互いに課題解決の糸口を掴んでいただきたいと思います」と挨拶。

 このあと、第1講:中堅社員からの実践報告を田中元貴さん((有)プレイETT 店長)が行いグループ討論。
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 第2講:経営者からの報告は、寺田暁彦さん((株)寺田タイヤ 代表取締役)より行われ、「中堅社員として果たすべき役割とは?」をテーマにグループ討論。グループ長を共育委員が担当し中堅社員が存分に話し合える環境づくりに取り組みました。
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 第3講:リーダーシップと自己理解(講義・ワーク)は共育委員の
笠井智美さん(プレゼンスクリエイト 代表)より行われました。
 リーダーシップとは
 人を通して、課題を解決する力。メンバーや部下の力が発揮できるように、リーダーはどう変わらないといけないのか。どのような能力を高めないといけないのか。特に「聴く」技術を高めることにすいてワークを行いました。
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 閉会式で共育委員の中野裕介さん((株)ジョーニシ常務取締役)は、「新入社員の良き相談相手であり、経営者や幹部社員の思いを自分の言葉で伝える伝道者としての役割もあるのが中堅社員。そういう立ち位置をやり甲斐として、これからも臨んでいただきたい」とまとめました。
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(M・H記)

立命館大学経済学部「キャリアデザイン」講義 第12講が開催されました

 滋賀県中小企業家同友会と立命館大学経済学部との協力協定に基づいて大津市、草津市とも連携してスタートした同学部1回生対象の「キャリアデザイン」講義第12講が1月11日(水)16:20~17:50まで立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催され、滋賀県中小企業家同友会会員の(株)エフアイ 代表取締役社長 北野 裕子さんより「滋賀でいちばん女性が輝く会社になりたい!」をテーマに講演していただきました。

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 ㈱エフアイは、1992年に北野さんの父が写真の事業で創業されたのが始まりです。
1997年に父が病気になったのがきっかけで「親は先立つもの」と会社を継ぐ決心をされました。北野さんは、学生時代バスケ部で朝から晩まで厳しいトレーニングをしていたそうです。座右の銘は「根性」と、しんどくても頑張ってきたからこそ今があり、会社を継ぐ決断が出来たとのこと。
 しかし、デジタル技術の進展で赤字になっていきます。新しい事業をはじめないと未来はない!と「健康」を事業にしようと考えられます。
医療技術の進歩などによって平均寿命は延びています。しかし出生率の低下で総人口は減少し続けています。平均寿命が延びることは良いことですが、老人が増え子供が減ると介護や社会保険料の問題が見えてきます。現在では、3人で1人の老人を支えている計算ですが、これが10年後には2人で1人を支えなければならなくなるのです。
平均寿命と健康寿命の差が介護の期間です。この差が拡大されると医療費や介護給付費が多く必要になります。平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できます。なんと、滋賀県の女性の健康寿命は全国ワースト1。

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 そこで、㈱エフアイさんは、健康寿命を延ばし、社会問題の解決を実現することを使命に女性専用のフィットネスクラブ カーブスのフランチャイズ加盟をされます。
 カーブスは、全国に1,600店舗以上あります。「30分」「女性だけ」という手軽さにより、健康に関心がありながらも今まで運動とは縁のなかった中高年の女性(40歳以上の方)が会員の9割以上を占めています。
カーブスに通う目的は、体力の衰え、生活習慣病、関節の痛みなど、様々ですが、自分で自分の健康を守る時代、今後も、健康づくりへのニーズ、関心は高まって、健康産業は予防医療の分野へとその市場を拡大していくことでしょう。

 北野さんは、コーチ時代にある方から「孫をディズニーランドに連れていった!」と大変喜ばれた経験があります。その方は、膝が悪く、足を引きずるような歩き方をされていたそうです。孫の面倒を見れないことが辛いと仰っており、カーブスに通うことを決められました。3か月後、見事、お孫さんとディズニーランドに行くまでに回復され「自分の人生が変わった!」と喜んでいただいたそうです。
お金で買えない価値を提供しておられます。

 ㈱エフアイの経営理念は、「ハッピートライアングル」です。
 近江商人の三方よしに代表される「他国へ行商するも 全て我がことのみと思わず その国一切の人を大切にして 私利を貧ることなかれ」という売り手、買い手、世間よしが語源で、時代が変わっても今なお変わらない商売の原理原則①相互理解②相互支援③相乗効果を大切にし、現代風にアレンジしたものだそうです。
 ①相互理解とは、相手の関心事に関心を持つこと(関心)。相手の話を固定観念なしで素直に聴き、相手を理解すること(受信)。自分の意見や考えを話すことで、自分を理解してもらうこと(発信)。相手から発信された言葉や態度の背景、意図、目的などを正確に変換する能力。自分の意図や目的を適切な言葉、表情、態度に変換して発信すること(変換)。の4つのポイントがあります。
 ②相互支援とは、相手の苦手なところはカバーし合い、得意なところを伸ばし合うということです。
 ➂相乗効果とは、承認(Yes)重ねる(and)方式。相手の意見を否定しないことです。
お互いに理解し合い、相乗効果を発揮し、一人ひとりが成果を出せるようにお互いの強みを伸ばしていくことが大切です。

 ㈱エフアイは、女性活躍推進の取り組みの一環として「輝働隊☆女組(きどうたい おんなぐみ)」という委員会を立ち上げ、女性が働きやすい職場づくりのための制度を考え実現しています。例えば、育児休業中のスタッフの不安解消のために復帰1か月前に5回フォロー面談を実施、子どものイベントなどに参加しやすいよう1時間単位での有給取得、ノー残業デーの増加、プレミアムサタデーの実施など様々な取り組みをされています。
 その成果として、滋賀県の女性活躍推進認証制度の「一つ星企業」に認定されています。
 また、2016年には、「滋賀でいちばん大切にしたい会社」(以下「滋賀いち」と略)に認定されました。これは、「この会社で働けて良かった」と感じる従業員の割合が全体の80%以上であることをはじめ、かなり高く設定された基準を満たした会社に送られる滋賀県中小企業家同友会のアワードです。
 2014年から滋賀いちアンケートを実施し、3度目にして認定です。
 1年目はこの会社でこれからも働き続けたいと思いますか?の問いが25%、一年前と比べて幸せと感じているか37.5%という結果にショックを受けたそうですが、この会社で働けて良かったと思っている社員は75%。責任感だけで仕事をしているからしんどいと感じているのではと分析しました。
 2年目は、働き続けたいと思ってくれる社員や幸せと感じている社員が増えました。しかし、まだこの会社で働けて良かったと思っている社員が80%を超えませんでした。仕事を楽しめていないからだと分析したそうです。
 このように「滋賀いち」アンケートを実施することで、従業員の気持ちを知り分析し改善していく。その結果3年目には、この会社で働けて良かったと感じる従業員は87%になりました。

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 最後に、経営に大切なのは、「人」です。経営者と従業員との関わりが一番大切です。一人ひとりが輝くことの出来る、輝かせるためには、信頼がないと出来ません。社会に出たらどんどんチャレンジして、自分と違う意見でも認める(Yes)を大事に、コミュニケーションをたくさん取るようにしてくださいと語ってくださいました。

滋賀県中小企業家同友会
中村 香澄

 今回、北野さんのご報告で、滋賀県中小企業家同友会が担当しプロデュースした9講の講義がすべて終了しました。毎回200名前後の学生さんに参加して頂き、地域と共に歩みながら魅力ある企業づくりにチャレンジする中小企業経営者の実践をお伝えすることが出来ました。
次年度には、講義をして頂いた企業さんへのインターンシップの取り組みも検討されています。
 中小企業は地域経済の担い手であり、社会の主役であると「中小企業憲章」(閣議決定)や「滋賀県中小企業の活性化の推進に関する条例」には謳われています。大企業の無い地域はあっても、中小企業が存在しない地域はありません。中小企業の持続的な発展と地域社会の維持発展は不離一体の関係です。真の地方創生には、中小企業の自主的な自助努力と共に、その役割に相応しい経営環境の実現が欠かせません。
 私たちは社会の主役に相応しい魅力ある企業であり続けるために切磋琢磨を続けると共に、大学をはじめとした教育関係の皆さん、学生さんとの共育ちを進めて行きたいと考えます。