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第7回中小企業地球環境問題交流会が開催されました!!

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去る10月3日~4日にかけて、第7回中小企業地球環境問題交流会が熊本県で開催され、全国から376名が集い、滋賀からは4名が参加しました。メインテーマは「環境経営の実践で地域再生を!~MINAMATA(水俣)から学ぶ『もやい直し』~です。基調講演と全6分科で開催され、会員さんから記事を頂きましたので、掲載させて頂きます。


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《基調講演に参加して》

タイトル:『ないものねだりをやめて あるものさがし
~地域を元気にする地元学のすすめ~』
講  師:地元学ネットワーク主宰 吉本 哲郎氏

食物連鎖による世界でも例を見ない公害問題が水俣に発生して57年が経ちました。
チッソが垂れ流した水銀により6万人に上る住民の健康被害だけではなく、地域住民は偏見にさらされ差別をうける人権問題、水俣と名がつくと農産物が売れないという経済問題、就職や結婚にまで影響が及んだ様は高度成長期にあった日本の縮図そのものでした。
地元学は水俣病問題で苦しんだ水俣が、住民協働で環境に特化して行動し元気を取り戻した中から生まれました。現在は地域の特産として水俣の水で炭酸ソーダをつくるほどの環境都市水俣に生まれ変わりました。
壊滅された地域を再生したのは モラルに頼るのではなく、しくみを作ることにありました。水俣病患者の杉本栄子さんの言葉「人様は変えられないから自分が変わる。」
水俣病は私の守り神ともおっしゃったそうです。
ないものばかりに見えていた水俣で、あるものを探し活かすのが地元学であった。
私たちはややもすれば、答えを間違えたのではなく問題を間違えていることに気付かず
対処療法ばかりして問題の根本を見落としていることがあります。
この地元学は水俣病の犠牲を無駄にしないよう、水、ごみ、食べ物にどこよりも気をつける環境都市水俣づくりを住民協働ではじめていき、水のゆくえ、ゴミのゆくえを知ること。自分の足元から調べていけば地域が変わり暮らしが変わります。あるものとあるものを組み合わせ新しいものを作ること、地域通貨の発行、住民主体行政参加の「村丸ごと生活博物館、どこにでもいる地域住民が、自分たちの力でキラキラと輝きだしています。
地元学は、人と地域の自然と経済が元気な町や村をつくることを目的としている。経済はお金の貨幣経済、「結い」や「もやい」という共同する経済、家庭菜園などで自給する自給自足の経済という3つで考えていくこと。地元学は地元の人たちが主役であること。しかし地元だけでは独りよがりになるから外から来る風の人たちといっしょに行い、風の人たちは決して教えずに、驚いて問いを発し、地域の持っている力、人の持っている力を引き出していくこと。地元学は地域の底力を引き出し
それも活かすため物づくり、地域づくりや生活づくりなど地域の暮らしを楽しむために行うこと。
そしてその地元学は陸前高田・宮崎県川南・三重県大紀町野原地区・大台町浦谷・糸満へと実践地が海外にまで広がっていきます。
近代化の中暮らしは豊かに便利になった反面、失ったものそれは生きる力である。地域も企業と同じく理念や哲学が重要であること。また地域をつくるのは中小企業であること。生きる力はその地域に暮らし働く者がつけていかねばならないことを学びました。
水銀に関する水俣条約外交会議が翌週から開催される直前に水俣について学ぶ機会が
あったことが私自身とても意味のあることとなりました。また最終日には水俣病資料館を見学して研修を終えました。
記:有本 忍氏((株)大鋼製作所 代表取締役)

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《第3分科会に参加して》

タイトル:『地域循環型の自然エネルギーを地域・市民の力で』
報告者:平沼 辰雄氏((株)リバイブ 会長
 本業である産業廃棄物処理業者として、世の中でエコが進めば進むほど、自社の取扱量が減ってくるというジレンマの中に、製品の最終工程としての廃棄→処分を取り扱うだけでなく、廃材から分離精製することで、原材料を取り出し、新しい製造工程に還元する、さらに言えば、製造企業に対して、分離精製しやすい製品を作る提案まで行えるような21世紀型企業をめざし、実践している。
 また、地域の複数企業を核に、太陽エネルギー(ソーラーパネルによる売電)を端緒として、一般市民をも巻き込んでファンド型資金としての協賛を募り、公共施設をも含めたパネル設置スペースの提供を得て、そのパネル設置・維持管理による新しい仕事づくりをめざすなど、地域を巻き込んだ試みを、今まさに開始している。
 このような活動が、日本全国で、草の根運動的に広がっていく事を望みたい。

記:西尾 好美氏(湖東開発(株)  常務取締役)

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